日々の泡。

popholic diary

歩く速度、そのBPM

さて気分を変えて、今日は最近聴いてる音楽の話。
韓国のSSW、RosyPPさんのアルバム「ALOHA OE」がいい。

聴きながらふと頭に浮かんだのは90年代の中頃に良く聞いていた音楽。サラリーマンになったばかりの頃だから93〜95年ぐらいかな。毎週金曜日には大阪梅田ロフトにあった「WAVE」に寄っては目につくCDを買い漁っていた。ストレス解消でもあり、今思えば独身実家通い、酒もたばこもやらない僕には毎週CDを4、5枚買うだけの経済的余裕もあったんだな。音楽的にはフリッパーズギターも解散して、渋谷系も一段落したころ。気負いがなくて趣味が良くって、ハッとするほどの刺激はないが、素直に音楽を楽しんでいるような感じのバンドがいっぱいいたような気がする。どこかバブルの余韻もあったのだろう。具体的にと言われると名前が思い出せない。そうだな、マグースイムとか。なんとなくその頃の音楽を思い出した。特別際立った新しさはないけど、嫌みのない清涼感、時に憂いを帯びた歌声。シンプルなアレンジで聴かせる素直に良い曲は、ちょっとソウルだったり、ちょっとソフトロックだったり、ちょっとボッサだったり。歩きながら、車を運転しながら、空を飛びながら、ずっと聴いていられるアルバム。
でもう一枚は日本のSSW、YeYeさんの「朝を開け出して、夜を閉じるまで」。何度からライブも見て、その独自な天然にして天才ぶりには注目していたが、やっとアルバムが完成。まだまだ可能性のある若きSSW。これから彼女からどんあ音楽が飛び出してくるか。とても楽しみ。このMVも素晴らしいね。