日々の泡。

popholic diary

ゴールデンスランバー

やっと休日。10時前まで布団の中でグダグダ。ゆっくり新聞を読んで、朝の散歩兼チビ探し。今日は振り出しに戻って近場を探してみる。
昼はおにぎりに昨日の残りの肉じゃが、出し巻きにウインナーを娘と二人で。テレビで吉本新喜劇。大阪のロイヤルファミリー、西川きよし家の長男・忠志氏が新喜劇に入団した話は聞いていたが、実際出演しているのを初めて見た。思った通りいい感じだ。基本的に二世タレントって好きだし、以前から忠志氏の演技力、コメディアン的才能は評価している。まだ二枚目役だが、きよし師匠の真面目さだけを抽出したような忠志氏のキャラを笑いに転じさせたら絶対いいはず。大化けしてほしい。
それから娘のチョコ作りをお手伝い。友達と交換するんだとか。チョコを湯煎で溶かしてチョコチョコと。…。
で、も一度散歩&チビ探し。それから映画を一本。中村義洋監督「ゴールデンスランバー」観る。
アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」に続く伊坂幸太郎原作、中村監督コンビ。主演はMr.困り顔、堺雅人。すっかり主演の人だなぁ。映画は「首相暗殺犯」に仕立てられた男の逃走劇。伊坂×中村コンビなので当然、仕掛けに伏線、どんでん返しでスカッと謎解きを期待してしまうが、今回はあくまで逃走劇が中心。その広大なバックグランドとか謎解き的なとこは各自想像力で補ってね、という感じ。仕掛けや伏線は細々あるのだが、大筋には実際あまり関係なく、ま、テクニックとしてお見せしますよみたいな。正直、説明不足や無理、穴も結構ある。とここまで書くと、ダメだったのかと思うが、嫌いじゃないです。むしろ好き。しょっぱなから引き込まれたし、仕掛け・伏線もあざとくはあるが、やっぱり気持ち良さがある。そして役者の力も大きかった。主演の堺雅人はMr.困り顔ぶりを存分に発揮。竹内結子ってこんなにかわいかったっけとも思ったし。伊坂×中村コンビでは外せない濱田岳が出てくるとそれだけで嬉しい。柄本明ベンガルにでんでんがそれぞれいい味出しまくり。そして最高だったのはターミネーターみたいな永島敏行!セリフ一切無しの不気味な役ながら、助演男優賞もの。なんのかんの言いつつも2時間強十分楽しめた。

で夜、テレビでやってた「ハンサムスーツ」観てしまう。娘と一緒に「しょーもなー」と言いながら。ほんま、しょーもなかった。「しょーもなー」は基本褒め言葉として使っているのだが、これに関しては文字通りいい意味でも悪い意味でもなく「しょーもなー」。