日々の泡。

popholic diary

ヤツらの足音のバラード

雪が舞い散る朝。さみー。やっと金曜。地道にコツコツ働いた。で仕事後ダッシュで京都へ。
kid at a-low's(キダタローズ)、永井重典そして西村哲也@拾得。西村さん今日はソロですぜ。でまずは永井重典さん。これはねぇ…相当良かったよ!非常に癖のある感じだが、それはまた癖になるということでもある。ギターを爪弾きながら朴訥とした歌を聞かせる。雑草の目線、弱いからこそわかること。でもそこには自分を笑い飛ばせる強さもある。インパクトあったなぁ。何万人、何百万人の耳をなでるだけの音楽とは違う、ぐっと一人の心に入り込む音楽。ちょっと驚いたな。で続いては西村さん。前回初披露したバカラックな新曲「Lost Sunday」。ソフトメロウなメロディに乗せて歌われるアル中ソング。改めてその名曲ぶりに感激。中島らもの傑作アル中小説「今夜、すべてのバーで」をふと思い出したな。まるで映画を観てるような気分になる。何回も繰り返し聴きたいなぁ。もうすぐにでもネット配信してほしいぐらい。そして今日はさらに出来たての新曲を初披露。軽快なコードストローク、どこか懐かしさを感じさせるポップロック。またまた懐の深さを見せ付けられた。それからお馴染みの「ひまわり」は前回のバンドでの名演を経て、さらに進化したよう。こうして曲が成長していく過程が見られるのもライブの魅力だ。バンドもいいけど、ソロもいいなぁ。で続いてはkid at a-low's。アコースティックとエレキのギターディオ。ビートルズのカヴァーからスタート。それが二人の音楽を現してるね。音楽が好きでたまらない、その音楽への愛情とリスペクトが素直に出てる。ちょっとひねくれたユーモアも、まっすぐな歌声も、ギターのご機嫌なノリも、すごく「らしい」のだ。そしてその姿勢は好感が持てる。音楽を聴いて、なんだかわからない衝動に駆られる。そしてギターを持ち、歌う。ジョンみたいに、ディランみたいに…。そんな音楽が悪いわけないんだ。