日々の泡。

popholic diary

午後4時のアメジスト

休み明け。机の上におかれた仕事を片付けるのに半日。昼飯食えずに会社飛び出し会議の為、奈良へ。何年ぶりだ奈良。ゆっくりする間もなく、長い会議に突入。うっ、眠い。予定オーバーして会議終了。で急いで京都に舞い戻りライブ。
あがた森魚@エルラティーノ。小さなレストラン、ちょうど席の数の観客。アットホームにライブは始まる。サポートは美人のヴァイオリニスト(名前、失念)と我等がCLOCKWORK PORK PIE HATSの凄腕ドラマー五十川清さん。五十川さん、今日はスティールギターにマンドリンリズムマシンを駆使したパーカッションと大活躍。あがたさんのギターはお世辞にも上手ってものではないが、音が奏でられ声が発せられた途端、そこにあがたワールドが広がる。もはや、多少のチューニングの狂いはどうだっていいのだ。明日発売の新作からの曲を中心に35年を行き来する選曲。コロナビール飲みながら音楽の旅に出る。素晴らしい時間がやって来ては過ぎて行く。休憩をはさんで10曲ほどの小さなステージ。あがたさんはやっぱりあがたさんで、オルタナティブでパンクでロマンチック。じっくり耳を傾ける。あがたさんが作る歌は一見無邪気に見えて、深い闇が横たわっている。深い傷とその痛み。その痛さの上に歌が生まれ、物語が綴られる時、無垢な美しさが萌芽するのだ。本編ラスト「百合コレクション」良かったなぁ。
ライブ後、新作「タルホロジー」購入。ちゃっかりサイン頂き店を出る。蒸し暑い夜の京都を一人歩く。音楽に救われる日々。