日々の泡。

popholic diary

Elphant

朝、新聞の小さな死亡記事を見て驚く。「清水キョウイチ郎さん(41)肺血栓のため死去」。「清水キョウイチ郎」と聞いてパッと顔が浮かぶ人は少ないかもしれないが、「元漫才コンビぴのっきを”の」とつけば「あぁ、あの」と思い出す人も多いだろう。「ぴのっきを」はよくテレビにも出てたから20代後半〜30代の関西人なら多分知ってる。歯切れのいいショートコント。どこの世代にも属せなかったコンビで、2丁目でも特異な存在だった印象がある。コンビ解散直前の頃は、吹っ切れた面白さがあって「オールザッツ」などでは異彩を放ってた。コンビ解散後は吉本新喜劇に入団。たまに見るなって感じだった。だが「奇人」として吉本芸人達のエピソードトークには欠かせない人物でもあり、「自殺しようと川に入水したものの、そのまま向こう岸に辿り着いてしまった」という話は本人よりも有名かもしれない。一度、大阪駅で見かけたことがあって、なんとなく「ちょっと気になる」芸人さんだった。41歳か。さすがに早すぎる。とにかくご冥福をお祈りします。
で今日は随分寒い。昼に飲む味噌汁(インスタント)が美味しい。ザザザッと仕事して、肩をすぼめて帰る。今日も聴いていたのは「マニアの受難」。曽我部恵一「スカンピン」これまた名演。こうしてライブ音源聴くと、ムーンライダーズのライブバンドとしての凄みを感じる。いくら難解で捻くれた作品を作っても、この肉体性があるから決して頭でっかちにならない。知性的で野蛮。いい。