日々の泡。

popholic diary

恋人達のゴム脳

8時起床。朝から京都の実家へ。母の日ということで、ちょっとした届け物。でそのまま大阪へ。
年に一度のお楽しみ、シティボーイズコントライブシティボーイズミックスpresents「マンドラゴラが降る沼」@シアター・ドラマシティ観にいく。初めてシティボーイズコントライブに行ったのが96年だから今年で観戦10年目。早いなぁ。いつもなら即パンフ購入なんだが、なんと既にソールドアウト。毎回趣向を凝らした完成度の高いパンフなので、一つの楽しみだったのに。ちょっとへこむ。が会場の席に着き、ライブが始まる前のワクワクは10年経っても変わらず。
で笑って2時間、楽しかったぁ。シティボーイズミックスになってからは、一つ一つのコントそのものは勢いや若さが増していたが、全体を通して観た時のバラつきや散漫さは否めなかった。が今回はそこが上手くクリアされていた。チームの円熟もあっただろうが、やはり「いとうせいこう」の存在が大きいと思った。斉木+きたろう(+中村有志)の自由すぎるボケに、大竹の硬軟織り交ぜた絶妙のツッコミという構図。そこにさらに一歩引いたところでいとうせいこうが存在することで生まれるまとまり。「客観的な枠組み」としてのいとうの存在で、「マンドラゴラの降る沼」という作品としてタイトに引き締まったように思う。…なんつって、そんなことはどーでもいいのだ。オープニングコントのポップなデザインから、「パイソン」チックなタイトル(音楽はスチャダラのシンコ!ビートが重くてかっこいい)、みんな納得のラストまで。気持ちよく楽しめたなぁ。銀紛蝶さんのポイント、ポイントでの怪助演もさすが。堂々とした歌いっぷりも良かった。「タイガー&ドラゴン」のおかみさん役の印象しかなかったけど、この人妖しいなぁ。カーテンコールで出てきたときの、妖艶な雰囲気がまたかっこよくてびっくりした。でもやっぱり斉木しげるだなぁ。もはや伝説の「エスプレッソ王子」を彷彿とさせる「ガラ会長」には爆笑。無駄な存在感が最高だよ。