日々の泡。

popholic diary

COMON MAN

EXITENTIALIST A GO GOさて、いきなりですがTENTレーベルのことを書いたら、やっぱり聴きたくなってしまうのがTHE BEATNIKS「EXITENTIALIST A GO GO」。まぁ、飽きずに聴き続けてるもんだ。鈴木慶一高橋幸宏からなるTHE BEATNIKSの2枚目、87年作品。この時のライブに行かなかったことは未だに後悔してる。だってこの時のツアーメンバーが凄い。大村憲司高野寛矢部浩志、渡辺等、鈴木祥子小林武史矢口博康ですからねぇ。高野寛鈴木祥子はまだデビュー前だし、小林武史もほぼ無名。当時「夜のヒットスタジオ」に出演したときのビデオ持ってるんだけど、高野寛若っ!でこのアルバム、小林武史がまたいい仕事してるんだ。そして鈴木慶一の詞が冴えてる!つーか、ここから鈴木慶一は「情けない男」の歌を書かせたら世界一となるのだ。「ちょっとツラインダ」「大切な言葉は一つまだ君が好き」のダメっぷりに高校時代も共感したが、30半ばにしてまさに地で行く状態に自分自身なっているような。このアルバム以降、例えば高橋幸宏に書いた「1%の関係」だとか、ムーンライダーズの「涙は悲しさだけで出来てるんじゃない」、ソロアルバムの「GOD SAVE THE MEN」に至る「優しくて骨のない男」の逃げ道のない切なさは。ホントたまんねー気持ちになる。この辺りの歌を書いてた頃、鈴木慶一はまさに30半ばから40。まさに今の僕の年齢。そりゃリアルに感じちゃうよ。夜道に聴く「COMON MAN」のリアル。40までの5年がちょっと怖い。