日々の泡。

popholic diary

SUNNY SKIES

仕事で某美術館の内覧会へ。今回の展示は中国、唐の時代の作品群。2世紀頃、軽く1800年ぐらい前の例えば石で出来た棺桶だとか、装飾品、銅製の人形だとか。しかし1800年前なんて考えもつかないな。これ、作った人もまさか自分の作品が1800年後に美術館で展示されてるなんて思いもつかなかったろうな。1800年後なんて、全く想像すらできない。歴史って浪漫っすね。
仕事終え会社出る。それにしても涼しくなった。いくぶんか軽くなった風が、鼻先をかすめる。夜空には薄い雲。もうすぐ、あのセンチメンタルな季節がやってくるな。
Sweet Baby James今日、聴いてたのはJAMES TAYLOR「sweet baby james」。70年作品。これ聴くと、いかにこのアルバムがあの当時の日本のミュージシャン達に影響を与えていたかがわかる。この人がいなかったら「HOSONO HOUSE」すら生まれてなかったろう。穏やかでささやかな歌。ちょっとした幸せや、ちょっとした切なさ、毎日の生活の中から生まれる、ちょっとした感情たちがさりげなく歌われる。友達とのバカバカしくも楽しいお喋りみたいに、なんてことはないんだけど、ちょっと幸せで、ちょっと笑えて、ちょっと気持ちが優しくなるよな時間。うん、そんな音楽。
JAMES TAYLORがギターを爪弾き、歌うみたいに、文章が書けたらいいな。