日々の泡。

popholic diary

I SAW THE LIGHT

今日も暑い一日。夏が来ると思うとちょっと憂鬱になっちゃう。
人の心ってのはもろくて、弱いものだ。鼻先をかすめる程度のちょっとした風に、心は揺れ、乱れる。そんな時は本屋に行く。棚に並んだ文庫本の背表紙をゆっくりと目で追っていくと、一冊、一冊が未知の世界に通ずる扉に見えてくる。そしてその向こうにとてつもなく広い宇宙が見える。宇宙の前では自分なんて、ほんのちっぽけな塵で、もうどんなことも「どうってことねぇですよ」って気分になれる。
通勤の音楽はトッド・ラングレン70年作品「Runt」。僕が生まれる3ヶ月前に発売されたアルバムだ。メロウでポップでアヴァンギャルド。「個」の宇宙から生み出された音楽、繊細さと強さが同居してる。