日々の泡。

popholic diary

あの言葉、あの光

藍色の空

今日は娘、遠足だとか。お弁当用に妻が作ったおにぎりが余ってたので、それを朝食とする。
今日も一日外回り。昼はまたまた水口のジョイフルで399円のランチ。ここんとこ毎週一回は食ってるな。昼下がりのファミレスで、ドリンクバーのコーヒーをすすりながら、なんとなく窓の外を眺める。ただそれだけのこと。
で仕事終えて7時半退社。エレベーターで1階まで降りて通用口を抜ける。かばんの中にまるめたディスクマンのイヤフォンを出して耳にセットし、スイッチを入れる。右手をポケットに突っ込んで表通りを歩く。ふと目線を上げると、街灯の淡い光の向こうに広がる藍色の空。昼と夜のグラディエーションの途中、夜の一歩手前の藍色。34年と5ヶ月生きてきたけど、こんな藍色の空を見たのは初めてだ。深いけど、濁ってない、永遠に拡がっていくような藍色の空。圧倒的な美しさに、思わず立ちすくむ。ディスクマンからはbonobosの「あの言葉、あの光」。絶対的な藍色の空の前、胸が震える。この感情は何なのかはわからない。ただ、この感情は魂に刻まれ、僕が死んでも、魂が残り続けるのなら、永遠に失われることはないだろう。
とかなんとか、思っちゃったりなんかしちゃったりする、夜の一歩手前の瞬間。
で、相変わらずパルコ寄り道してタワー&紀伊国屋巡回。最近、タワーでは新しい出会いや発見がなくてなんか寂しいな。紀伊国屋ではまず雑誌をチェック。胸元が大きく開いた赤いドレスを着た小泉今日子が微笑むSWITCH誌の表紙にしばし見とれる。小泉今日子特集号か、こづかい貰ったら買おっと。雑誌の表紙を眺め、文庫本の背表紙を眺め、情報を拾っていく。満たされない何かを埋めるように。
帰宅して「タイガー&ドラゴン」。昇太(チビ)師匠がメインで「明烏」。師匠独特のせせこましい「動き」がたっぷり見れて嬉い。荒川良々が出てくると目が離せなくなっちゃうな。そして薬師丸ひろ子ですよ。30代半ばの男性諸氏にはやっぱりこの人も「特別」なんだな。その世代だけがわかる記号というか暗号かな。今回はバカバカしさいっぱいで大満足。