日々の泡。

popholic diary

大雨の後、朝は少し肌寒い。今日も午後から大阪へ。某ミュージシャンのインタビュー収録。売れている人はやはりちゃんとサービス精神もある。昔は趣味じゃない音楽に対して平気でボロカス言えたが、今はさすがに言えない。ま、言わなくもないか。でもそれぞれになぜそうなのかの意味があったり、理由もある。自分も番組を作っているから、人の言葉と言うのはとても気になる。ちょっとした一言でも相当落ち込んだり、腹立てたりする。それを繰り返していくしかないのだけど。
帰りにタワーに寄り道。相変わらず経済的理由で眺めるだけ。ピチカートの初期2枚が再発。時代が証明したんだな。リアルタイムで聴いていたものとしては、あの時、音楽ジャーナリズムがあのアルバムをどう評したかをはっきり覚えている。評したなんてもんじゃない、無視してたじゃないか。ラジオがあの頃のピチカートをONAIRしたか?してないじゃないか。高校生だった俺の耳の方が正しかったと、時代が証明してくれた気分。いや、凄いのはピチカートなんだけど。
今自分も音楽業界と言うところにいてよくわかる。業界人と言われる人の8割、いや9割は音楽が好きな訳じゃない。ギョーカイが好きなだけだ。はっきり言ってラジオ制作者でセンスがある、おもしろいなんて人はあまりいない。これは自分も含めてだけど。そこから始めなければならない。自分たちはセンスも無いし、ダサいんだというところから、考えていかないと。