日々の泡。

popholic diary

遠い空 響く声

昨晩も例のごとくK-POP祭りで夜更かし。でも今日は8時起き。いつも土曜は見逃す「ゲゲゲの女房」観て、ゆっくり朝食。妻はバイト、娘はクラブの練習。庭先の野良猫どもに餌をやり、庭の水蒔き。うーむ。ほうれん草、芽が出てこないな。
で朝から映画。ティム・バートン監督「アリス・イン・ワンダーランド」観に行く。初3Dでメガネ・オン・メガネ。今後はこれがスタンダードになっていくんだろうな。映画の方はと言うと、ティム・バートンでアリスと言われたらどうしても余計な期待をしてしまうのだが、意外やというか正攻法。アリスの成長譚として素直な楽しみ方ができた。気高いアリスの姿に、ラストはジーンときたね。娘に見せたかったなという感じ。そしてアリス=ティム・バートンなんだなと思ったり。
午後、バイト終わりの妻と、クラブ終わりの娘は二人して「オンバト」の公開収録を観に行った。いつのまにか申し込んでたらしい。笑いに貪欲なんだから。一人、駅前の台湾ラーメンの店で昼食。ピリ辛で美味しかった。そのまま天気もいいのでポッドキャスト聴きながら散歩。「ビバリー」での高田先生、昇太師匠の「三遊亭白鳥貧乏話」。「“六甲のおいしい水”を水道水で割って飲んでた」には笑った。途中図書館に寄ったり、肉屋でコロッケ買ったり、チビ探ししたりして2時間ばかり歩き回る。一旦帰って、夕方もう一回チビ探し。この前情報があったちょっと遠くの神社。イチャイチャする高校生カップルに怪訝な目で見られながら境内をウロウロ。猫一匹とも出会わない。
で帰宅。晩飯何作ろうかなーと思ってると「カーネーションの渋谷クアトロでのライブ、Ustreamで生中継」の情報が!ライブまで後20分。さっと飯作ってPC前に。7時きっかりライブスタート。なんたるいい音での中継。しかし凄い時代になったものだ。ライブとともに流れていくtwitter上のTL。最初は100人ちょっとの視聴者数が、そのライブの盛り上がりとともにTLでの絶賛の嵐、RTの嵐で、200が300に、300が400に。さすがに難しいのではと思った「目指せ1000人」も夢ではなくなってくる。古くからの熱心なファン、昔聴いてて離れていた人、知ってはいるけど聴いてなかった人、今日初めて知った人…人が人を呼び、その音楽の力で皆が一つになっていく。400が500に、500が600に、600が700に。増えていく視聴数。TLが凄まじいスピードで流れていく。ライブは2時間を越え、さらなる盛り上がりを見せる。20年以上前の曲も最新の曲も、今・現在のカーネーションの音で世界中に広がっていく。700が800に、800が900に。いよいよラストナンバー。Ustream中継とTLのコールアンドレスポンス。もはや読み取り不可能な早さで皆の言葉が流れていく。920、930、950、970、980、990…そしてついに1000越え!その瞬間、鳥肌立った。ほんの1時間前、いくらなんでも1000越えは難しいかな…なんて思ってたが、越えたよ。ラストナンバーで驚異の1000越え。これが音楽の魔法。きっと何かが変わる。なんだか、ひどく胸が熱い。初めてカーネーションを聴いたのは10代の頃だった。ラジカセから流れてきた音楽の魔法。そしてカーネーションの音楽は、僕の“人生のサウンドトラック”になった。もうすぐ40代にならんとする今、PCから流れてきた音楽の魔法。その軌跡と奇跡が重なり合う瞬間。
あーこの気持ち。いつもうまく言えない。