さて早速ですが今日聴いてたのはarcorhyme「甘い日々」。もう何度か紹介してるので今さらでしょうがarcorhymeとは高浪敬太郎氏の新ユニット。2枚同時発売したアルバムの一枚。まぁすでにヘビーローテーションで聴いてますが。こちらのアルバムは生楽器中心のソフトロック魂溢れる一枚。このジャケット見りゃわかるでしょってとこ。いきなり「Do You Beliieve in Magic」のカバーなんだから、高浪氏のこのユニットに対する力の入れ具合がわかるってもんだ。しかと受け止めたよ。続くオリジナルナンバー「ラフ・スケッチ」のイントロ。どーよ、この音。鈴木智文、中原信雄（おっ、ポータブルロック！）に宮田繁男、中山努というバンドメンバーによる完璧なサウンド。あー気持ち良すぎる！西村郁代嬢のヴォーカルは最初「甘い日々」のPVだけ聞いた時、ちょい弱いかななんて思ったが、すいません間違ってました。聞けば聞くほど存在感を増すヴォーカルでこれは素晴らしい。インストアで聴いてクラクラきた「青いネコ」のなんともアンニュイかつキュートな囁きヴォーカル。サザンのバカラックなカバー「Never Fall In Love Again」のヴォーカルも必殺。例えば80年代のアイドル歌謡って歌唱力がどうのこうのより、なんつーか声の表情ってのが重要だったと思うんだ。少女と女の間の特有のフェロモン分泌具合とか「友達以上恋人未満」感みたいなもの。そこに男子はグラグラ来てたと思うんだな。そのグラグラを久々に思い出した。ヴォーカルがいい表情してんだ。さすが歌謡曲にも造詣の深い高浪さん。歌が見事に立ってる。これだけの音が、しっかり歌に奉仕してる。聞き終わった後も歌が残って思わず鼻歌がでちゃう。これはメロディそのものの良さがあるからこそ。arcorhyme、もうすでに新作が待ち遠しいバンド。一押しです！
