日々の泡。

popholic diary

福は内鬼は外

9時起床。窓開けると雪積もってる。テレビのニュースで東京は大雪なんだと。ディズニーランドの妻から「大雪じゃい!」とメール。俺が悪いわけじゃねーよ。
ホット卵サンドにヨーグルト、牛乳の朝食。で朝から映画観に行く。松岡錠司監督「歓喜の歌」見る。
原作は立川志の輔師匠の新作落語。二つのママさんコーラスグループのコンサートをダブルブッキングしてしまった町の文化会館の主任。大晦日の夜に開かれるコンサートを無事迎えることができるのか?ってなお話。まるで誠意のないお役所仕事、テキトーでいい加減に乗り切ろうとする主任がそれぞれのコーラスグループの事情を知る中で、次第に誠意を取り戻していく。ハートウォーミングで笑えて泣ける人情喜劇。文字通り笑えて泣けて実に気持ちよく見終わった。大作でも感動作でもないかもしれない。なんてことない映画だけど、いい塩梅で心がホッとする。どこか抜けててなんだか笑っちゃうんだけど懸命に生きる人々、そんな人々の小さな喜びや悲しみ-志の輔落語のエッセンスを巧く取り入れていて、なんつーかちょっといい映画。好きだな、こういうの。でいいかげんで小ズルイくてダメな文化会館主任を小林薫がそりゃもう絶妙で軽妙に演じてて最高。今年の最優秀男優賞決まっちゃったよ。もう小林薫で「寅さん」やっちゃえよ!と思ったな。コーラスグループのリーダー、安田成美(なんたる保存状態の良さ!)の柔らかな明るさも凄くいい。対する由紀さおりやコーラスグループの面々も皆いいね(告白すると、土屋久美子さんが出てくるとつい目がいってしまいます)。それから光石研がまた出ていたことを付け加えておこう。
で家帰って鍋焼きうどんの昼食。志の輔落語「歓喜の歌」をビデオで見返したり、テレビ見たり、本読んだりダラダラすごしてるうちに夕方。今日の一人飯は豚のしょうが焼き、マカロニサラダ、油揚げの味噌汁。ご飯は土鍋で炊く。一人分なら土鍋のほうが手っ取り早いし美味しい。しかし数年前から愛用の一人用土鍋、大活躍である。