日々の泡。

popholic diary

どこかでだれかが

激しい雨も夜中にはあがったようだ。12月も27日。2006年ももうすぐ終わりか。仕事は変わらず忙しい。人の尻拭いに奔走するような仕事はヤだね。結局、黙々コツコツ大真面目に仕事したところで、誰も見てないし評価されない。あーやめとこう。自分が惨めになるだけだ。
で今日聴いていたのは曽我部恵一「ラブシティ」。等身大のポップアルバム。生きるってことは、いいことばかりじゃないし、悪いことばかりじゃない。世界中の憂鬱に襲われたり、孤独をこじらせて死にそうになったり、でも友達とのちょっとした笑い話に救われることもあるし、甘いケーキ一口で幸せを感じることもある。小さな喜びや悲しみが歌を連れてくる。柔らかなメロディー、音楽の魔法が、ささやかな生活に降り注ぐ。そこに生まれるのが「ラブ」だ。そういうことだろう。なんて甘ったるいことの一つも言っちゃいたくなる様なアルバム。ポップで悲しくて、ロマンティックな「どこかでだれかが」が特に好きだな。まるでピチカートみたいな曲と詞だけど。「僕は君に会いたいだけ/僕は君に会いたいだけ/君がちょっと微笑むのを/僕は見たいだけ」。これが「ラブ」ってやつだろう。思い出したよ。ここんとこすぐに忘れちゃうんだ。