日々の泡。

popholic diary

THROUGH MY WINDOW

なんだかなー。どうも人間のバランスが崩れてる。自分にダメ出ししたくなることばかり。自分にがっかりだ。
そんな訳で、会社帰りに映画だ。森田芳光監督「間宮兄弟」観る。呑気な、いい映画だったなぁ。これは落語だ。落語を感じさせる映画。出てくる男はみんなどっかバカでまぬけでダメで、出てくる女性はみんな強くてかわいくて魅力的だった。とかくこの世はままならない。それでも人生は続くよ。否定でも肯定でもなく、あるがままを受け止める。呑気だけど、とても柔らかな強さを持った映画。もっと素直に喜びを感じられるようにならなきゃね。ほら、すぐまた反省してしまう。ここんとこ、ちょっと心がイガイガしてたので今日この映画を観れて良かった。
で役者陣だが佐々木蔵之介塚地武雅(上手い)も自然で良かったが、一番のバカを怪演した高嶋政宏が最高。初評価。ホント、バカで良かった。助演男優賞にノミネートしたいぐらい。それから女優陣はみんないい。沢尻エリカちゃんは、尋常じゃなくカワイイな。「パッチギ」ではそれほどだったけど。あんな笑顔見せられた日にゃ、0.2秒で落ちる自信あるよ。しかし常盤貴子、さすがに力の差を見せたね。はっきり言って全然好みの女優さんじゃないんだけど、今回はかわいげのあるいい役どころでグッときた。でも実は一番グッときたのは沢尻エリカの奔放な妹役を演じた北川景子ちゃん。なんとも魅力的。彼女の名前は憶えときましょう。美少女にはちとうるさい私が保証します。そして兄弟の母親役、中島みゆきが素晴らしい。あの役は彼女しか考えられないぐらいにはまっていた。既存の女優さんにはない味わい。あと、全編を通して大島ミチルの音楽がジャマせず、けど心に響く絶妙な味を出していた。観終わって、音楽ものすげー上手い!って思った。
で今日聴いてたのはDOOPEES「DOOPEE TIME」。うん、映画といい、音楽といい、「今、お前に足りないものはコレだよ」って言われてるよう。自然にそっちに呼ばれちゃうもんなんだ。