日々の泡。

popholic diary

あたらしい愛の詩

popholic2005-12-30

朝から娘と「ハムスター」を病院に。身体の右半身に妙な膨らみがあって、皮膚も赤くなってる。診てもらうと腫瘍が出来てて、それがもとで皮膚炎を起してるとのこと。但し悪性ではないとのことで一先ず。
でそのまま娘と自転車で商店街をウロウロ。さすがに昔ながらの商店街は、正月前のあの懐かしい雰囲気が残ってる。米屋の店先にはお餅が、惣菜屋には黒豆やらお節食材が、蕎麦屋は年越しそばをセール中。あぁ、確かにこんなだったな、子供の頃の年末は。古くからある今川焼き屋で娘と今川焼きを買い食い。はみ出すぐらいアンコが入った今川焼き。娘とハフハフ、ムシャムシャと食べる。うん、あったかくて、甘くて美味い。昼はオムライス作る。娘に何食べたいって聞くと、いつも「オムライス!」。今年も何回作ったか。はい、年内最後のオムライスだ。
夕方から京都へ。今日は鈴木祥子様@拾得。梅酒のお湯割り飲みながら開演を待つ。拾得、既に今年何回目だよ。でもこの雰囲気最高だな。そして鈴木祥子様登場でライブスタート。いきなり「ブラックバード」。このビートルズの名曲にいきなりゾクっとくる。彼女のライブは決して「楽しい」というものではない。いや、楽しい部分ももちろんあるんだが、それだけには収まらない。一体、どこまで向かうのか、この孤高の天才、魂の詩人は。深く音とコトバが響く。二つのコードの上に吐き出されるコトバ「CGCG(仮)」には鳥肌がたった。全てのコトバが音楽になってしまう「業」。途中休憩を挟んで、たっぷり3時間。聴き応えのあるライブ。胸の奥の深いところに響く。前作「Love,painful love」から5年。多くのライブと環境の変化の中で、自分の内面と向かい合って、作られた音楽。いや、彼女そのものがもう音楽なのだ。年明け5年ぶりに出る新作は、多分凄いことになってるだろう。
ライブ後、02年のライブを収めたCD「Love is a sweet harmony」を購入しサイン貰っちゃう。実は今日、誕生日なんだよ。「Happy Birthday」の文字入れてもらう。…うれしい!こんなでいいのか35歳。
しかし、昨年に引き続き誕生日をライブで過ごしてしまった。我が家での僕の格付けはハムスターより下なのでケーキすら用意されてない。ま、だからこうしてライブにふらりと行けるんだけど。そしてお祝いメールくれたりして祝ってくれた友人達、この場を借りて御礼を。
足元ふらつきながらも、どーにか歩いてる35歳。でも10年前より、20年前より楽しくやってる。明日はもう2005年最後の日だよ。