日々の泡。

popholic diary

ドラゴン・シャフト

昨晩は、ビデオに録画したまま観てなかった竹中直人の会98年公演「水の戯れ」観る。脚本・演出は岩松了、出演は竹中に樋口可南子串田和美尾美としのり他。竹中演じる仕立て屋、樋口演じるその亡弟の妻を軸に描かれる大人のメロドラマ。いや、不条理劇というべきか。ただ空回り、すれ違う想い、妄想にも似た誤解、疑いの果ての狂気。傷つくことを恐れるあまり、人を傷つけてしまう。大人になればなるほど、本心は胸の奥底に隠されていく。これがまた後味悪い終わり方なんだ。見終わった後、黙りこくってしまうような。岩松了恐るべし。それと樋口可南子の凄みにはびびった。
で9時起床。娘と妻は近所の友達らと子供会へ。さて、しばしの自由時間、何しようかと考えるが、小遣いもらってまだ3日目だというのに既に金欠の香りが。映画観るにもこういう時に限って時間が合わない。でまた録画したまま見てなかったシリーズということで山田洋二監督「たそがれ清兵衛」観る。今更ですが、しみじみといい映画。真田広之が、またこういう実直な男を演じさせたら上手い。で宮沢りえですよ。くーっ、ホントに彼女はいい女優さんになった。声のトーンがたまらなく好きだなぁ。
で妻からメール。「ご飯食べてくるから、テキトーに食べといて」だって。いつもテキトーに喰ってるよ。うぅ、宮沢りえちゃんみたいな嫁はん欲しなぁ・・。昨日の残りの味噌汁と冷ご飯でおじや作ってテキトーに食べる。テキトーな昼食がまた似合うな、俺。
ソファでボケーとテレビ観てたらつい寝てしまう。まぁたまには昼寝もいいか。
そんな一日。