日々の泡。

popholic diary

青空は天気雨

昼、久しぶりに温かいうどん。美味しい。
少し残業して会社を出ると、ひどい雨。僕の役立たずな折り畳み傘じゃ、ずぶ濡れになるのもしょうがない。半分諦めて歩き出すと、バス停の前でちょうどバスが止まる。小さなことだけど、ついてると思うことにする。おかげでずぶ濡れにならなくてすんだ。
Mint-Electric今日聴いてた音楽は、PSY・S「Mint Electric」。87年作の3枚目。PSY・Sが大好きだったとよく言っているが、正確にはこの3枚目までのPSY・Sが大好きだったんだ。4枚目以降のPSY・Sは、ライブを精力的にこなし、セールス的にも成功を収めていくんだけど、僕の耳には「大人」になりすぎた音だった。なによりメロディにマジックが感じられなくなってしまったのが寂しかった。
でこの「Mint Electric」は、言うなれば「思春期」の音だ。彼等の代表曲とも言える「Lemonの勇気」。いつになくストレートなサエキけんぞうの詞、正統派ロックギターはいまみちともたか。チャカの歌声は気恥ずかしいぐらいに、真っ直ぐで真っ正直で。ホントは好きなタイプの曲ではない。僕は多分に叙情的でウェットな男だけど、表現としては基本的にカラカラに乾いたPOPが好みなのだ(もちろん例外もあるけど)。でもやっぱりこの「Lemonの勇気」を聴くと特別な感情が呼び起こされる。17歳だった僕は、この曲を聴いてたまらない気持ちになっていたのだ。「のどをうるおす愛が/枯れてしまっても/光感じる瞳ひらき/見つめるのさ」だなんて、今聴いてみてもくさい言葉だと思う。でも、いつも下を向いて歩いてたあの頃の僕にとって、この曲は確かに「光」だった。
てなこと思って、もう何回目のリピートだろうってぐらい聴いてしまう。
それと「ガラスの明日」って曲が大好き。胸躍るな、これは。