日々の泡。

popholic diary

LOUDLAND!

popholic2005-08-25

台風が近づいてるらしいが、特に何もない。夜、大阪まで試写会に行こうかと思ってたのだが、何だか大阪まで出るのがしんどくて止める。それでも会社帰り、無性に映画が見たくなる。つーか、映画館の暗闇が恋しくなる。
で家の前をスルーして、滋賀会館シネマホールへ。JIM JARMUSCH監督「COFFEE AND CIGARETTES」観る。上映5分前で客は僕一人。ついに貸切状態か!と思ったら3人入ってきた。それでも計4人なんだから、採算とれてんの?とちょっと心配になる。で映画は、うわぁ、もうジャームッシュ丸出しですな。11本のショートストーリー、小道具はコーヒーとタバコ。様々な場所で繰り広げられる会話はどこかぎこちなく、噛み合わない。コーヒーとタバコが取り持つ微妙な「間」が描かれるわけだ。個人的な好みで言わせて貰うなら、もっとベタでも良かったな。ちょっと鼻につく感じがあるんだよね。確かにセンス良くってかっこいいんだけど。音楽は抜群だし、ケイト・ブランシェットやトイギー・ポップ&ム・ウェイツなんかの話は完璧だと思う。でこれ日本版も作って欲しいな。コーヒーとタバコじゃお洒落すぎるから、僕ならここは「あんみつ」に置き換えたい。なんで「あんみつ」を喰ってしまっているのかも含めて話に出来るんじゃないか。もう組み合わせの妙だけが命みたいな風に。例えば、談志と円楽とか、役所広司杉作J太郎とか、伊東四朗松尾スズキとか、山川豊哀川翔とか、横山剣田島貴男とか、中井貴一バッファロー吾郎とか、小泉今日子中島美嘉とか・・なんかイマジネーション膨らむ組み合わせで。こんな映画があったら絶対観る。
なお掲載している画像と「COFFEE AND CIGARETTES」はなんの関係もございません。
にしてもこれぞ日本映画の愛すべき部分だよな。どうみてもダチョウ倶楽部の竜ちゃんにしか見えない西田敏行には頭の下がる思いだが、ここでの笑いのツボは解りにくいかもしれませんが、むしろタキシードを着て、高嶋忠夫ばりに親指を突き出す三国連太郎だ。その軽い微笑み具合が最高!ぜひこのチラシを探しにだけでも映画館に行ってください。