日々の泡。

popholic diary

永遠と一秒のためのDIARY

昨日の「タイガー&ドラゴン」はまたまたオモロでしたなぁ。オモロの中に見せるクドカンの気骨。そして荒川良々が良し。これはおいしい役どころ、「ジャンプ亭ジャンプ」てっ!。西田敏行荒川良々が一つ画面に映ってるだけで幸せな気分になるね。最後、高田文夫演じる「高田亭馬場彦」の弟子になってるとこもいい。それでエンディングテーマのバックで、「バウバウッ」(松村邦洋が開発した高田文夫のモノマネ)やってるのね。
で今日は7時起きでお仕事。イベント立会い、ま、ウロウロしてるだけなんだけど。で夕方6時終了。なんだかなぁ。
そのまま、まっすぐ家に・・じゃなっかった滋賀会館シネマホールへ。
市川準監督「トニー滝谷」観る。イッセー尾形宮沢りえ出演。生理的に「好き」としか言えない映画。印象的なピアノの旋律にのって描かれる、孤独感と喪失感。淡く滲む光、柔らかく吹く風。ただ静かに流れていく時間。左ななめ後ろから捉えた宮沢りえの横顔。75分の映画は一編の詩のように、透明な緊張感を保つ。・・・生理的に「好き」としか言えないな。
市川準監督は「孤独」を描くのが実にうまい監督で、「東京兄妹」「病院で死ぬということ」「トキワ荘の青春」など「孤独」な名作がいっぱいある。「トニー滝谷」は小さな作品で、人によってはひどく退屈に思えるかもしれない。でもある人には心に残り続ける大切な映画になりうるだろう。
それにしても、「宮沢りえ」の美しさよ。素晴らしい。