1999/2/16
出張。初の群馬、埼玉遠征。6時半の新幹線で東京まで、レンタカーで首都高を抜け群馬県中之条町まで激走。T-FM「FMソフィア」ゲストになぜかぼんちおさむ。今週はどの番組も聴取率調査の為のスペシャルウィークであるのになぜおさむちゃん?東京の朝のFMにおさむちゃん。漫才ブームのころならいざ知らず、この時期になぜ?さっぱりわからん。決してラジオむきとは思えないおさむちゃんはしゃべりもかなりぼろぼろ。朝からはぐれ刑事の撮影秘話聞きたいか?それ以前に東京の若者におさむちゃん認識されてるのか?こんなことされちゃ仕事にならんな。
「ビバリー~」は志村けん氏がゲスト。高田文夫との爆笑トーク。これはわかる。
で仕事こなし散々道に迷いやっとホテル着。ホテル内の蕎麦屋でせいろの夕食。さすが本場。うまい。で部屋戻って出張報告書いたらもう10時。
1999/2/17
ラジオで鈴木あみちゃん。かわいい。「White Key」はかなり名曲。新曲はいまいちだけど。どっちかっていうと大人っぽい女性のほうが好みだが若い女の子の眩しいばかりの生命力にはただひれ伏すのみ。生まれ変わるなら絶対、若くてかわいい女の子がいい。僕は君になりたい。っておっさんの感想になっちゃったなぁ。
で一件目から大迷いで予定ぼろぼろ。「ビバリー」も全く聞けず。それどころか夜まで何も食えず。空腹の中、ひたすら仕事しやっと熊谷市のホテル着。飯屋探すが何もなく結局、吉野屋。ハードル低め、カロリー高めが出張時の食事の基本。そういう意味では吉野屋はまさに基本中の基本なのだが。コンビニで買ったプリン食べつつぼんやりテレビ。マッチの「情熱熱風せれなーで」は名曲だな。筒美京平はやはり偉大ですな。それにしても思うのは最近の歌はどれもこれも詞がダメだな。だいたいタイトルがキャッチーじゃない。ネーミングのセンスないミュージシャンなんて音楽聞く前にもうだめって感じだ。
1999/2/18
今日は群馬県太田市からスタート。激走に次ぐ激走、すでに500キロ走っている。ラジオを友に秩父山中を走りながらの昼食。タフじゃなけりゃ生きて行けない。田舎の親父達相手に商談し男は今日も生きて行くのだ。
で「ビバリー~」浅草キッドまさに今日、早稲田受験とのこと。偉い。「でも、やるんだよ!」これぞ芸人の正しい姿。で高田先生一押しの曲ということで「だんご三兄弟」。今や子供達のハートをがっちりキャッチどころか大人まで巻き込んでいる。我が家でも妻と娘がしょっちょう歌ってんだよ。でラジオから松田聖子の「赤いスイトピー」。つくづく名曲。松本隆氏のこれぞプロの技というべき歌詞が素晴らしい。
で今日も迷いまくってやっと与野市のホテル着。近くのラーメン屋でラーメンと餃子の夕食。・・いいもん食いたいなぁ。部屋に帰っても出張報告書くぐらいしかやることなし。みうらじゅん他「輝け!日本崖っぷち大賞」読了。「常識大陸」と「非常識の海」の間の崖っぷちをいい大人がよってたかって勝手に決めるという実に大人げない企画。
「赤塚不二夫」「巨乳」「ハゲの有名人」などというどうでもいいテーマが素晴らしい。こういう大人に私もなりたい。
1999/2/19
やっと最終日。昨日までやたら暖かだったが今日は雨。さぁ今日もとっとと仕事片づけようか。適当な商談してるうちに今日も昼食う時間なし。セブンイレブンの「青山カスター」なるクリームパン。うますぎる。カスタードクリーム考えた奴は偉い。でやっと終了。雨はついに雪に変わった。大宮市から東京駅まで1時間ぐらいだろうと考えてたが甘かった。さすが首都高。混みまくりで実に2時間30分。ラジオから流れる鶴光師匠の声に耳傾けつつ新幹線に間に合うかあせる、あせる。なんとか東京駅到着。弁当買って新幹線に飛び乗る。
で大津。ひさびさに帰ると妻と娘がけんかしてる。勘弁して下さいよ、本当。妻はやたら機嫌悪く娘の面倒見ようとしない。しょうがないのでおむつかえてやり、風呂入れて、パジャマに着替えさせて、寝かしつける。こっちは明日も仕事なんですから。でちょっとしたことあって結婚後はじめて妻を大声で怒鳴りつけてしまう。こっちだって気分いいわけないんだよ。
1999/2/20
仕事。
今日は妻、弁当作ってくれないだろうなと思ってたが起きて作ってくれた。いやな気分は朝まで持ち越すべきじゃないのはお互いわかってる。「だんご三兄弟」がCD化されるという情報を妻が教えてくれた。私も高田文夫氏がラジオでかけてたと報告し、これは「およげ!たいやきくん」以来のメガヒットになるのでは?と夫婦で予想する。また妻からの情報によると3月で「ドレミファどーなっつ」終了らしいとのこと。あゆみお姉さんはどうなるのか?みど、ふぁどは地方回りに専念することになるのか?など考えながら家を出る。
だらだら仕事し帰りは梅田で寄り道。本屋で横尾忠則の95年から98年までの日記「大有」。500ページ近くあって読みごたえありそう。それに浅草キッドがビートたけし、みうらじゅん、鈴木その子などを相手に「オナニー」について熱く語り合う対談集「みんな悩んで大きくなった!」購入。松本人志のインタビューが載った「CUT」誌もついでに。
で次はタワーレコードでピカデリーサーカスのファーストとドイツのバンガロウから出た「ready made records,tokyo」輸入盤購入。それにしても相変わらずタワーのレジ遅い。たらたら仕事してんじゃないよ。ほんと、ここの店員、質悪すぎるよ。
で帰ってバイトの妻を迎えに行ってやっと夕食。塩鮭焼いて、ポテトサラダ作ってってなんでまた俺が夕食作ってんだよ。全くタフじゃなけりゃ生きていけない。
テレビで「少年頭脳カトリ」笑瓶をフューチューしての「時をかける少女」のラストシーンのパロディは笑った。僕は中学生の時この映画見てすっかり原田知世ちゃんにまいったくちなのでこのサービスシーンもビデオで何回も見た。「歌い終わってみんなの拍手の中、照れる知世ちゃん」を完全に再現した笑瓶氏のあまりのばかばかしさに爆笑。
1999/2/21
9時起きでだらだら。オーパまで買い物。一階がスーパーになってんだけどがらがら。結構安くていいんだけどいつきてもすいてる。今日はなんだか棚もすかすかだった。つぶれるんじゃないだろうな。三木のり平追悼の意味を込めて「ごはんですよ」お徳用390g入り買う。このサイズここしか売ってないんだよね。昔から「ごはんですよ」が好きだ。「ごはんですよ」があればごはんなんていらないというぐらい。多分東京ドーム3分の1ぐらいは食ってんじゃないか。で帰ってみんなの昼食作る。なんか日曜の昼食は俺が作るの当たり前になってきたな。
「ガキの使い~」「雷波少年」ビデオで見てぜんざいのおやつ食べて妻、娘ともどもひたすらだらだら過ごす。パルコで中古盤市やってるので一人で行こうとするが連れてけってことでみんなで行く。結局、娘のお守りで中古盤市はわずかしか覗けず。もちろん収穫はなし。ウォレスとグルミットのプリクラを3人で撮る。私も妻も実はプリクラはじめて。こういうのはやっぱちょっと恥ずかしい。
1999/2/22
いきなりだが帰りの音楽は「ピカデリーサーカス」ピカデリーサーカス。その名の通り実にマジカルで楽しい作品。ポップミュージックにとりつかれた男達が織りなすポップワンダーランド。
「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」読了。「暴力」についての話が興味深い。自分の中にある暴力性は否定できるものではない。その「暴力性」とどう向き合い、どう折り合いをつけていくのか。「暴力」を単純に「暴力」として否定してきた矛盾が今、いたるところで露呈されている。自分の中にある暴力を認めどう使っていくのかを考えておかないといずれ大変なことになる。
1999/2/23
帰りの音楽「 readymade records,tokyo」ピチカートファイヴやFPM、ルパン三世のリミックスなどを集めたコンピ盤。楽しいんだけど最近リミックスものってちょっと興味なくしてるんだよね。
1999/2/24
ザぼんち再結成!というどうでもいい夢を見る。夢の中ではぼんち再結成の記者会見が行われていた。まさとは「まさと、亀山」を続けつつぼんちもやると言っており「負担はありませんか?」の問いに「つっこみだから大丈夫」と自信たっぷりに答えていた。
こんな夢を見るとは俺の潜在意識の中にぼんち再結成してほしいという気持ちがあるのか。フロイトに聞いてみたい。
で帰りの音楽はまたピカデリーサーカス。めくるめくポップワールドにワクワクする。
音楽の楽しさがつまったアルバム。松尾氏のボーカルもかっこいいんだよね。
1999/2/25
「それぞれの視野は限られており、その視野だけで各自は体験を積み重ねるのみだ。そして、自己の視野など世界にとってはなんでさえもない。その限定された視野の感覚がいやだった。旅に出ると、私はよくその気分に襲われる。旅は視野を広げるために行うものだというが、私にとっては逆だ。個人の視野が限られていることを痛感するためにこそ、旅はある。」これ今読んでる「見仏記2」の中のいとうせいこう氏の言葉。この感覚わかる。といっても僕は実際の旅はほとんどしてないんだけど。まぁこうしてHPやったり、日々生活してることが僕にはちょっとした旅だったりするのだが。でこうして旅(といえるかどうかわからないが)をする中でこういう感覚って凄く感じることがある。でこの感覚の向こう側にあるものを今模索中なんである。
帰りの音楽久々ピチの「プレイボーイプレイガール」。「大都会交響曲」が今日のベスト。
1999/2/26
仕事は今日もやたら忙しい。8時梅田タワーレコード集合で友人MとKと飲む約束なんだがもうぎりぎりまで仕事してなんとか抜け出す。二人はもう1時間近く前には梅田に着いてたらしい。でちょっとそのまま二人に待っててもらい青山陽一、メトロトロン時代のベスト盤「SONGS TO REMEMBER」、氏が在籍したバンド、グランドファーザーズのベスト盤「ゴールデンハーヴェスト」購入。
で居酒屋で飲んで食べてひたすらバカ話に興じる。大学時代クラシックギター部に3人とも在籍してたのだが実際ちゃんとギターやってたのは学生時代から京都学生ギター界で注目を集め、現在もクラシックに留まらず広く音楽活動を続けるKだけで私とMはもっぱら雑用担当。演奏会の裏方やポスター、看板作り、夏合宿で行われるゲーム大会の司会や演芸大会のコント作りに力を注いでいたのである。その証拠に私の1000枚近くに及ぶCDの中にクラシックのCDは一枚もなく、もはや一曲も弾けないのだ。で「今世紀の最後にみんな集めてなんかイベントしたいねぇ」いうMに「いいねぇ」なんつって盛り上がる。Kとギターデュオ組もうなんて話するが多分なんにもしないんだろうな。実は数年前 Kになんか音楽やろうよと安い機械使って作った曲を打ち込んでテープ送ったことがあったんだけどあまりのレベルの低さにあきれられた過去があるのだ。でそのままKいきつけのギター酒場「グラナダ」で飲む。これから月一で飲もうなどと言いつつバカ話を続ける。で結局家着いたのは深夜2時前。
妻から今日は実家に泊まるというFAXが届いていた。風呂入ってなんか寝つけずに一人部屋でギターなんか弾いてみる。とはいえコード適当にじゃかじゃかやるだけなんだけど。
1999/2/27
結局寝たのは4時頃。10時に目覚め一人朝ごはん。妻に電話、今日バイト入ったので一人で遊んでてもいいとのことで早速ふるさとZIP探偵団のガジローよろしく自転車にまたがり街にでる。とはいえ行き先は結局レコード屋。
小西康陽プロデュースの吉岡忍「PINUPS」、福間美紗「ダークネス・アンド・スノウ」、XTC7年ぶりのニューアルバム「APPLE VENUS volume1」購入。本屋でブルータス誌もついでに購入。特集は「私たちはビートルズを口ずさむ老人になる」。そのままオーパにある中古盤屋にいこうかと思ったが給料日後とはいえちょっと買いすぎかなと反省し帰る。カレーピラフ作って食る。映画でも見にいこうかと思ったが録画したまま見てない映画がやたらあるのでビデオ見ることに。
トゥナイト解散に思いを馳せ、彼女達主演の犬童一心監督「二人が喋ってる」見る。兄弟でも友達でもない漫才コンビという関係を鮮やかに描いた小品。喋り続ける二人の生命力が物語を引っ張っていく。ラスト近く二人がミュージカル風に歌う「二人が喋ってる」というそのままの歌が素晴らしくいい曲。ポンキッキーズとかでカヴァーしてくれないかな。
で妻と娘迎えにいく。娘はちょっと風邪気味でいつもより元気ない。が帰ってご飯食べさせ、風呂入れるとがぜん元気になり振り回される。
NHK「未来潮流~いとうせいこうのアチャラカが喜劇の危機を救う」見る。世代やジャンルを越え「笑い」の名の下に大きな流れを作っていきたいという構想はとても興味深い。テレビや演芸、演劇、音楽などの中に点在する笑いの数々が有機的に結びついたり、衝突しあうことによって生まれてくる大きな笑いのうねり。最近テレビ見てみるだけでも例えばビートたけしと志村けんが組んでみたりダウンタウンやとんねるずが意識的にかどうかはわからないが若手との絡みを積極的にすすめていたりと「お笑い界再編」の動きを感じるのだがこれがさらにテレビだけに留まらず、演芸界であったりまたテレビ以上に様々な笑いが点在する演劇界、そして笑いとは絶対切り離せない音楽なんかといい形で結びついたらと思うとこれはもう僕みたいな笑いファンは単純に興奮させられてしまう。
であと「ブロードキャスター」で「だんご三兄弟」の特集。なるほど佐藤雅彦氏がかんでたのか。
1999/2/28
昨晩はHP更新せず早く寝たので8時起き。「ロボコン」見る。もう数年前からだが渡辺いっけい氏はなんか気になる。この人なんか眼がはなせないんだよね。
で「ピカデリーサーカス」娘に聴かせながら遊ぶ。両親が娘に会いにいなりずし持参で来宅。母親が作る料理で最高にうまいのがいなりずしとおはぎ。いなりずし一気に10個ほど食べる。で両親は娘を拉致して散歩に出かけたので妻とビデオで「いろもん」「ガキの~」「雷波少年」見て買い物。ペーパードライバーの妻の運転で生協まで。ちょっとこわい。
でいったん娘は帰ってきたがじいさん、ばあさんがそろそろ帰ると言うと娘はばあさんに抱きつき大泣き。しょうがないのでそのまま娘はじいさん、ばあさん宅にお泊まりとなった。いたらいたでうるさいなぁなんて思うときもあるのだがやっぱりいないと寂しいもんである。やることもないので妻と二人西武まで買い物に行き姪の入学祝なんかを買う。