日々の泡。

popholic diary

ブルーの構図のブルース

漠然とどっか行きたいと考える。旅だ。歩いて、車で、スポートニクで。いや、電車がいい。青春18切符を握りしめてのんびり電車に揺られるのだ。朝早く新快速電車に乗って西に向かう。終点の西明石まで。そこからまた乗り換えて岡山まで。そうだ、どうせなら尾道まで。学生の頃、何度か行った。最後に行ってからもう15年ぐらい経ってるな。海の見えるビジネスホテルに泊まって、港近くの食堂で刺身定食を食べる。坂道だらけの街を歩くと、いたるところに猫がいる。あぁいつの間にか身体が随分重くなっちまった。一体、何に足をとられてんだ。一体、何に責められてんだ。漠然とどっか行きたいと考えるが、考えるだけなのである。