日々の泡。

popholic diary

私が死んでも

今日も寒い。冬だからな。
青島幸男氏死去。昭和45年生まれの僕には、抜群に軽くて面白かった頃の氏は知らない。小学生の頃、月曜の7時半(だったかな)にやってた「意地悪ばあさん」はよく観てたけど、「面白い!」って感覚ではなかった。中学生の時、小林信彦「日本の喜劇人」を読んで興味を持った。わずかな頁しか裂かれてないけど、それでもその「乾いた感性」で放送作家〜タレント〜政治家と飄々と渡り歩く青島幸男の姿は「トリックスター」ってイメージで、中学生だった僕はちょっと憧れた。多分、多くの人が青島幸男の死を「一つの時代が終わった」って感じるんだろうな。テレビつけたら下品な男がボクシング。なんか、ヤダ。
そうそう「意地悪ばあさん」は太田光主演で再ドラマ化すればいいのに。限りなく原作に近い感じで。毎日5分でいいから。
岸田今日子さん死去。追悼の意を込めて、97年作、ピチカート・ファイヴ featuring 岸田今日子「PORNO 3003 ep」聴く。映画「黒い十人の女」リヴァイバル上映時に発売されたシングル。いかにも小西康陽な曲。岸田今日子さんのナレーションが全編。個性的な声とは、こういう声だ。とても魅力がある。
カンニング・中島氏死去。35歳。同い年だ。同い年か。
いつかは僕も死ぬ。全ての人は、いつか死ぬ。
明日も寒いかなぁ。