日々の泡。

popholic diary

胸の閃光

今日はいつもよりちょっと早起き。会社の仕事で、久々に電車で。思えば高校から大学、社会人になっての10年、ずっと電車だった。会社が近くなってもう乗ることもなくなった。たまに乗るぶんにはいいんだが、もう絶対満員電車での通勤はやだ。
相変わらず疲れてる。早く帰る気満々だったんだが、そんな日に限って宿題がたまってる。ま、なんとかこなして、閉店3分前にタワーに駆け込む。DOOPEES「FOREVER YANN MUSIC MEME 3」をどうしても手に入れたくて。うっ、ムーンライダーズの2枚組ベスト「NEW DIRECTIIONS OF MOONRIDERS」を見つけてしまった。それでなくてもムーンライダーズは再発だとかなんだで同じアルバム複数枚買うハメになるし、10月以降は怒涛のリリースラッシュになるから、ベスト盤まで手を出すとまさにムーンライダーズ貧乏になってしまう。でも「24Pブックレット付」とか書いてあるとなぁ。結局購入。
で今日は、少し気分をすっきりさせたいと堂島孝平「WHITE AND BLUE」聴く。昨年のベストワンアルバム。素晴らしくポップで楽しいのに、それと同じくくらい切なくて悲しい。「そして僕らは奏であう」、音楽について書かれたこの曲には特にそれが感じられる。こんなにも喜びに満ちてるのに、こんなにも悲しくて切なく胸に響くのはなぜ?それこそが「音楽の魔法」なんだろう。
少しひんやりとした風が額にあたる。揺れる街路樹の隙間から月。コンビニの灯り。まるで変わり映えのしない風景。何も変わり映えしない毎日。相変わらず一人で歩いてる。胸に響くメロディだけ信じられる。ずっと音楽に恋してんだ。なんてな。
そういえば彼の地、トーキョーでは堂島孝平とあのシネマ(!)が共演したという。ゲストには鈴木慶一。かねてからシネマの大傑作「電話・電話・電話」を堂島氏にカヴァーして欲しいと思ってたが、実現したらしい。素晴らしいな。