日々の泡。

popholic diary

summer time

そんな訳でまずは昨日の話。
朝から京都の実家へ、旅行のお土産もって。久しぶりに電車で行く。クーラーの効いた電車にのんびり揺られるのは割と好き。で実家行くと、従兄弟が子供と一緒に来てくれていた。子供は2歳、やんちゃ盛りの男の子。言葉もまだ覚えたてで、イチイチかわいい。娘はちょっとお姉さん気取りで世話を焼いている。少し前までは娘もこんなだったけど、こうして比べてみると随分大きくなった。子供の成長は早いなとしみじみ。で実家の昼食は豪勢にもほどがある。そうめんに天ぷら、串かつ、卵焼きに酢の物、大根サラダ…何喰っても美味い。ぶどうにスイカにケーキまで出てくるんだから、我が親ながら感心する。普段は父と二人で、その父もほとんど食べられないから、たまに帰るとこうして目一杯腕をふるってくれる。ありがたいことだ。
で娘はそのままお泊り。娘も夏休み入る前から、ばあちゃんちに泊りたいって散々言ってた。なんたって孫一人だから激甘、口うるさい父親(僕のことね)もいないし娘にとっちゃ天国なんだろうな。それもまた良し。僕も子供の頃、おばあさんの家に泊るのって嬉しかったから。大人になった時、ふと思い出して幸せな気分になれる。そんな思い出が必要なんだ。
でそのまま妻とも別れて一人阪急電車で烏丸まで出る。少し時間があったので本屋で立ち読み。信藤三雄監督「男はソレを我慢できない」の映画本で出演者達と監督の対談集があって、それ読んでたら、鈴木京香高橋幸宏の大ファンで共演できて大感激って話をしてて、一気に鈴木京香のポイント上がる。いや、もともと好きな女優さんなんだけどね。ここで例えば長渕某のファンとか言われたらポイント下がるけど、YMO大好きで高橋幸宏のライブに通ってたなんて話された日にゃ、妙に鼻息荒くなっちゃう。文科系男の悪いとこだけど、趣味で人を見ちゃう。趣味はその人の選択であり、生き方に繋がるっちゅーことだからね。
で今日のメインイベント、ライブだ。JBとSAKANA磔磔。念願のSAKANAだ。会場に入ると、既にめんちかつさん(id:nota10)が最前列に。ライブで会いすぎ(笑)。でまずは「ふちがみとふなと」の渕上順子さんと、lovejoybikkeさんのユニット、JB。一曲目聴いた時、うーん、ちょっと優し過ぎるかなぁなんて思ったけど、その後いい曲連発で驚く。二人の対照的なヴォーカル、キーボードとギターだけのシンプルな音で歌われる唄は、独自の雰囲気を持っていて引き込まれる。関西アングラミュージックシーンの凄みを見た!なんつって。原マスミのカヴァーとか聴いてると、京都の音楽シーンに根強く残ってるこのちょっと幻想的で絵本的な世界観って、より深みを増してるんだなぁなんて思う。
Sunday Clothesで続いてはSAKANAの登場。もうpocopenさんの声を聴いた瞬間、鳥肌たった。pocopenさんと西脇さんの2本のギターが素晴らしいアンサンブルを奏でる。まるで音が生きてるように絡み合い語り合う。素晴らしい。繊細だけど、揺ぎ無い強さを持った音楽。どんな力を持ってしても、ここにある音楽を壊すことはできないだろう。pocopenさんの伸びやかな歌声は紛れもなくブルースで、それを聴けば彼らの音楽が、地に足が着いた本物の音楽であることがすぐにわかる。二人のブルースに会場が包まれる。ギターの一音、一音、足音で刻まれるリズム、発せられる声、どれもが必要不可欠でなにものにも代えられない。音楽が音楽に還っていく。心底、感動した。
にしてもいいバンドだ。ギターってなんて豊かな楽器なんだろう。そして美人のpocopenさん、MCがやけにかわいくて、もう大ファンになったよ。
で約3時間のライブを堪能して帰宅。京都からだと帰りが楽だ。帰ってNHKイッセー尾形の番組観る。ま、鶴瓶師匠の「スジナシ」と同じ即興ドラマなんだが、大泉洋小松政夫石田ゆり子と絶妙なのか微妙なのかと言うキャスティング。さすがに小松政夫とのコンビは安心できる。大泉洋もオモロイ。この人、あの顔が絶妙な面白さを生むんだな。石田ゆり子は昔から好きです(きっぱり)。女優としては天才肌の妹と比べて地味な感じだったけど、なんかしっかり地位を築いてるねぇ。
はい、やっと今日の話。ま、暑いねぇ。世間は盆休みだけど、関係なし。金曜休み貰っちゃったし、もう今週は働きますよぉ。