日々の泡。

popholic diary

浮かび方

明日の神話

昨日から出張で東京に一泊して数時間前帰りつく。なかなかにハード。本当はもう一泊してゆっくりしたかったが、土曜の朝には家にいろ!令が出たのでそうもいかず。
でまずは昨日。雨の中、8時京都発の新幹線で東京へ。自分で作ってきたおにぎりを食べて、後は音楽聴いて、本読んで、ちょっとうたた寝してといい感じ。11時には東京支社に着いて、そのまま某CMコンクールの公開審査。先日作ったラジオCM、はしにも棒にも掛からず…。点数的には38社中7番目(ま、同点が10社もあったけど)で十分満足。その後、某放送局のホールで行われたパーティーに出席。端っこでウロウロしてただけだけど。でその後、社長、東京支社の人たちと食事&飲み会。アットホームな感じで楽しく。社長が行きつけだったというカラオケスナックで2次会。いつものごとく「さらば恋人」なんぞを歌い、結局ホテルに帰りついたのは夜中の2時。
翌朝、支社近くの茶店でモーニング。そぼ降る雨を眺めながら、クロワッサンにコーヒー。で朝から夕方までみっちりセミナー。昨日の疲れもあって、午後になって急に睡魔が…。大人なのでなんとか我慢する。で帰りの新幹線まで時間が有ったので、汐留まで出る。岡本太郎の「明日の神話」観にいく。ほぼ日でダウンロードした岡本敏子さんの解説聞きながら。さすがに迫力ある。写真ではわからなかったが、真ん中の骸骨のとこの質感が立体的で面白い。実は岡本太郎の絵は好みじゃない。でもこのタイミングで東京に来てるのも何かの縁。時間をかけてゆっくり見る。岡本太郎の絵は、「解き放たれてる」とは思わない。むしろ「解き放たれたい」という思いの強烈さを感じる。「芸術は爆発だ」と言った人だが、「爆発したい」という想いが「爆発」してるように思う。心の一番奥の核の部分で解き放たれない何かをずっと持ってたんじゃないだろうか。いや、勝手な解釈ですが。でもこういう公開のされ方、観る人を巻き込んだ形になって、そこで初めて作品が解き放たれる、爆発するんだな。そこまで込みなんだな。そういう意味で岡本敏子さんの存在が大きくなってくる。
男にとって、自分を肯定してくれる女性の存在は大きい。岡本敏子に出会えた岡本太郎は羨ましい限り。だって大抵の男は、肯定してくれる女性に出会えないどころか、否定されまくって生きてくんだから…。って俺だけ?
で東京駅に戻って大丸の地下街で弁当物色。まい泉のとんかつ弁当にした。出張の帰りに新幹線で食べる弁当はなんて美味いんだろうな。ゆっくり堪能して、後はCD聴いて、本読んで、うたた寝して京都へ。とりあえず行き帰りで聴いてたのはヨシンバ、ミホミホマコト鈴木祥子、レムスイム、さかな、畠山美由紀。読んでた本は北村薫「空飛ぶ馬」。