日々の泡。

popholic diary

風にのって

まずは昨日の話から。いやぁ、行ってきましたよ「音楽感謝Vol.5」@京都クラブ・メトロ。
大津から京阪電車を乗り継いで丸太町まで。たまには京津線もいいですな。途中、めんちかつさんと会って話しながら。歩いて数分のご近所さんにして、ともにカーネーションファン。めんちかつさんは昨日のライブにも参戦とのことで「いやぁ、家族の理解があっていいですねぇ」と思わず。妻子持ちのロックファンは結構大変ですからねぇ・・。とかなんとか。でクラブ・メトロに到着。一昨年の「音楽感謝」以来ですな。整理番号1番(!)のめんちかつさんと別れ後方の列に並ぶ。で友人と合流しいざ。会場は人、人、人。ほとんど舞台が見えないのがちと厳しい。
でまずはラリーパパ&カーネギーママ登場。去年でたLIVE盤があまりにも素晴らしかったこともあって、ずっとライブ観たかったバンド。ドラムレスという編成でゆったりまったりと渋い演奏を聴かせてくれる。二人のヴォーカリストはともに歌心のある実にいい声。こんな風に唄えたらなぁ・・なんて思っちゃうね。大好きな名曲「風にのって」でグッときた。できることなら座って酒飲みながらじっくり聴きたい。ま、次回単独ライブは行くしかないな。
カーネーションですよ。3人になってからのカーネーションはライブすればするほど演奏がタフになってきてて今日も期待大。そして見事に期待に応えてくれた。っつーか応え過ぎですよ。もう好きな曲ばかりでたまらん!短い分、凝縮されて特濃。まさに濃縮の原液のようなライブ。カーネーションは僕の人生のサウンドトラックだ!と常々言っているわけですが、特に人生の転機に鳴り響いた重要な2曲「REAL MAN」「OOH!BABY」が続いた日にゃ、もう人生のエンドロール流していいとさえ思ったよ。ま、ちょっと言いすぎですが、それぐらい痺れました。そしてツアー中に作られた曲が全部いい。最新作が最高作という充実振り。最新曲「パラダイス・エクスプレス」のカーネーションにしか作りえないド名曲ぶりに感動。そしてラストは「やるせなく果てしなく」じゃないか!!くらくらしちゃいましたね。いや、この時点でお腹いっぱい。ピークきちゃったよ・・と思ったら、鈴木祥子登場。
まずはウーリッツァー弾き語りで一気に鈴木祥子ワールド。初めて彼女のライブを見たのはもう10年以上前になるけど、年々音が研ぎ澄まされていってる。円熟ではなく、ヒリヒリとする痛みと全てを包み込むような優しさと凛とした強さが、その歌から、その声から感じられる。直枝さんが言うようにもはや「神」だ。で直枝さん、矢部さん呼んで「シュガー・ダディー・ベイビー」直枝さんのギターがまたかっこいい。そして太田さんも加わって、鈴木祥子カーネーションの怒涛のロックパーティーが始まる。「Happiness」「Frederic(Patti Smithのカヴァー)」「忘却」・・とビシビシに琴線に触れまくる演奏が続く。21世紀最強で最高のロックトリオを従えて、21世紀最強で最高のロックの女神が降臨。素晴らしい。で本編ラストは「TRUE ROMANCE」。この最高の組み合わせにぴったりの名曲。鳴り止まないアンコールの後はリクエスト弾き語り「僕たちの旅」、ラストは「paingiver」と最後までロックでロールな名演。
いやぁ、凄かったなぁ・・。実に4時間に及ぶ素晴らしいロックンロールナイトでした。しばし放心状態で友人と「・・いやぁ、良かった・・」とつぶやくのみ。
カーネーションライブ会場販売CDの3作目「LADY LEMONADE」、ラリーパパ&カーネギーママのライブ限定販売のCD-R「Good Times Roll Vol.1」、鈴木祥子の詩と写真が収まった「創作ノオト」購入。でまた京阪電車乗り継いで大津へ帰る。うーん、なんかあの時間、あの場所が世界中のどこよりもロックな空間だったろうな・・と星を見上げて想う。
で今日の話。ライブ後の月曜は仕事なんかしてられないのが本音だな。がそういうわけにもいかないので今日も営業。にしても暑い。昼は京都で讃岐うどんぶっかけうどんがおいしい季節になりました。もう、ぶっかけ祭りですよ。
で通勤の音楽はライーパパ&カーネギーママ「LIVE」。うん、やっぱり「風にのって」は超がつく名曲。風に吹かれて夜の街を歩きながらつくづく。