日々の泡。

popholic diary

2025年12月6日~12日の話。

2025/12/6

6時半起床。トーストと目玉焼きの昼食。しっかりと髭をそり、顔をきれいに洗って歯も入念に磨く。ということで本日、娘の結婚式。ま、入籍は去年にしているし、その前から同棲もしていて家を出てもう3年ほどになる。とはいえ我が家から徒歩3分のアパートだからまさにスープの冷めない距離。今更という気もしないではないが、去年入籍の後、娘に病気が見つかり入院・手術からの治療があった。正直、自分としても去年は人生で最も辛い年だった。だが、無事治療も一旦終わりひとまず検査結果も良く、仕事も完全復帰。心配してくださった皆さんに元気な姿を見せるという意味でもあったのか、今年になって結婚式の準備に入った娘夫婦。で本日。親としてはまぁ何もしていない。すべての準備は二人がやった。僕がやったことと言えば洋服の青山でモーニングをレンタルしたのと若干祝いをはずんだぐらいだ。結婚式場は家からもほど近い浜大津の結婚式場。14、5年前か、甥っ子が結婚式を挙げた式場。当時中学生だった娘も出席していてその時の印象が良かったので決めたのだろう。妻の着付けがあるので朝7時半出発。近いので自転車で行こうかとか言ってたが、モーニング着て湖岸を自転車で走るのもどうかということで車で。式場に到着。すでに会場に到着してる新郎に案内してもらって控室に。娘は別室でメイクやらなんやら準備中とのこと。妻も着付け室へ。こういう時、男はすることがない。まだちょっと早いがモーニングに着替え式場内ぶらぶら。通路に飾られた二人の写真などを観つつ。でそのうち母に兄、義母や義姉家族やら親族がやってくる。甥っ子のところの小学生兄弟、姪っ子のとこの2歳児と子供がいると賑やかで楽しい。案内の人に呼ばれ着付けを終えた妻、新郎のご両親とともに一旦会場へ。リハーサル前にまずはファーストミートとかいう新郎と新婦との対面。シンプルな真っ白のウェディングドレスを着た娘と対面する。よく似合っている。で式の段取りを教えてもらいながら軽くリハ。そうこうしてるうちに式の時間が迫る。段取りとしてはまずは新郎とその両親が登場。その後、扉が開いて新婦とその両親が登場しお辞儀。で妻が娘にベールをかぶせ、僕と娘が腕を組んでヴァージンロードを歩くという流れ。右足から一歩ずつ歩幅を合わせて。で新郎のところに着いたら、娘の手を取り新郎へ。で本番スタート。緊張は…それほどしなかった。娘と楽しく歩けた。娘が生まれた時、100%いや200%の愛情を持って育てようと誓った。自分としてはまぁその通り育てたつもり。悔いはない。なので娘が家を出た時も寂しいとは思わなかった。娘が大切な人と出会い家族を作るんだからこんな嬉しいことはない。父としては引き続き200%の愛情で見守るだけだ。なんて。で庭に出て写真撮影など。ちょっと寒いがいい天気。雲一つない青空。休む間もなく続いては披露宴。今どきの披露宴。2人で作ったというオープニングムービーからスタート。美味しい料理を食べながら和気あいあいと披露宴は進む。妻とテーブルを挨拶して回る。新郎も新婦もいい友達たちに囲まれていてそのことがとても嬉しい。幼稚園の頃から遊んでいる、我が家にもしょっちゅう遊びに来ていた娘の友人たちもすっかり大きくなっていてなんか笑っちゃう。途中のお色直しは母と義母、ふたりのおばあちゃんが娘をエスコートする役に。母にとっては初孫であり唯一の孫。子供二人は男なので待望の女の子。そりゃもう生まれた時から今に至るまで溺愛ぶりが凄い。なので娘の病気がわかった時の動揺、落ち込みようも大変なものだった。なので1年経って娘が結婚式を挙げると聞いた時は、とにかく母が喜ぶだろうとそれを一番に思った。不肖の息子としては娘に親孝行を肩代わりしてもらったようなものだ。中盤では二人のプロフィールムービー。生まれてから結婚までのヒストリーを写真交えて面白おかしく。こういうのもテンプレートに差し込むだけで簡単に作れるのだと。娘が3歳ぐらいの頃、二人で顔を寄せ合って自撮りした写真がある。大好きな写真でずっと自分の部屋に飾っているのだが、その写真を使ってくれていて涙腺が緩む。披露宴は2時間ばかり、いろいろ盛りだくさんであっという間に過ぎた。料理も美味しくお腹も一杯。最後は新郎新婦とそれぞれの両親で列席者にお礼。新郎の挨拶からの手紙のくだり。さすがにこれはちょっと泣いた。齢とって若干涙のパッキンが緩んでいるせいも大いにある。楽しい良い式だった。娘がいい人と出会い、いい友達に囲まれていることがよく分かった。何よりうれしい。娘がくれた手紙には「ONO家に生まれて、ほんまに良かった!」と書かれていた。まぁなんとかそれなりに子育てできたということか。列席者の送り出しを新郎新婦と両家で。皆さん笑顔でお祝いの言葉をかけてくださる。ありがたいことだ。式が終わってちょっと一区切りがついたよう。娘と一緒に暮らした時間、子育ては楽しいものだったが、巣立ったんだなぁという感じ。これで一安心。かと言えばそういう訳でもなくて、心配事は減るどころか増える。仲良くやってるか、仕事や家事で疲れてないか、お金は大丈夫か、健康で楽しく、幸せに暮らせているか。この先も心配事は増えるだろう。それはこの先もずっと娘の幸せを願い祈り続けるからだ。まぁとにもかくにも無事終了してほっとした。

娘夫婦は友人たちと二次会。着替えて妻と帰宅。なんかすごい長い一日だったようにも思うがまだ午後3時。一休みして、夕方昨日からちょっと調子を崩している黒猫のクロを病院へ。すでに20歳を越えている老猫。随分長い付き合いだ。クロは思慮深く、気高い猫で、いささか僕のことを下に見てるような気もするが。

昼たっぷり食べたので夜はうどんだけ。

布団の中で今日の写真を見返す。人生にこんな幸せな日が一日ぐらいあってもいいだろう。

2025/12/7

8時起床。久しぶりにフレンチトーストを作って朝食。

昨日の結婚式で疲れたのか、ちょっと調子が悪いという義母のところへ妻とアイスや栄養剤持って。買い物して、洋服の青山に借りていたモーニングを返して帰宅。

昼はレトルトのあんかけスパ。案外、辛いのね。部屋の掃除してしばし休憩。

夜は娘夫婦招いて鍋。豚肉に鶏肉、白菜たっぷりのちゃんこ鍋。皆で食べる鍋は美味しい。昨日は結婚式の後、友人たちと二次会で疲れ切って今日は昼まで寝ていたのだと。

2025/12/8

韓国の俳優、チョ・ジヌンのニュース。まじか。未成年時の犯罪歴が暴かれ引退とのこと。彼の出演作はかなり見ている。「容疑者X」「ファイ」「最後まで行く」「暗殺」「お嬢さん」「工作」「毒戦」「警官の血」「対外秘」etc。心理ホラー「犯人は生首に訊け」、キム・ソンギュンと兄弟役を演じた「私たちは兄弟です」は特に好きな作品。「私たちは兄弟です」ではかって悪の世界に生きながら、今は牧師となり生真面目に暮らす男だった。30年以上前の未成年時の犯罪、少年院に収監され罰も受けている。ただ報道が本当だとすれば被害者もいる犯罪。表に出る役者という仕事、被害者の気持ちを考えれば複雑にもなる。脇役で頭角を現し、今では客を呼べるスター俳優。硬軟どちらも演じられる本当に素晴らしい俳優で、この人の作品なら観たいと思わせる名優だ。こんな終わり方になっちゃうのか。

2025/12/9

ドラマ「ちょっとだけエスパー」リアタイ。1話目から随分遠いところまできた。野木亜紀子からMARVELへの回答か。大泉洋の演技巧者ぶりよ。

いつもはTVerで観る「じゃあ、あんたが作ってみろよ」最終回をリアタイ。10年前ならこの結末は改変されてたのではないか。二人が自分を取り戻す物語。交差しやがて離れていく人生か。ちょっと切なくも清々しい結末だった。

2025/12/10

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」低視聴率ばかりが話題になっているのが残念。舞台に集まってきた人々が一人一人と退場していく。それぞれの退場を描くドラマなんだな。野添義弘演じる支配人、大門が今回の主役。タイトルになる台詞をバシッと決める。来週最終回。これ大河ドラマぐらい長くやるべきドラマなんだろうな。

2025/12/11

村井理子著「村井さんちの生活」読了。Web連載をまとめた2016~2020年の日記的エッセイ集。同世代で同じ滋賀在住ということもあり、琵琶湖のほとりでの家族と愛犬との暮らしに親近感が沸くしその風景が目に浮かぶ。鋭すぎる観察眼はもちろん健在だが、日常に向けられる視線の優しさが感じられる。それは双子の息子さんの存在が大きいだろう。見事なまでに個性が違う二人への愛情と、それでもやっぱり怒ったり、うまくいかなさに苛立ったり、自分自身の感情を伝えられないもどかしさだったりが正直に書かれている。子供を育てているとふと自分が子供だったことを思い出す。あの時の父は、あの時の母はどんな気持ちだったろう。あぁあの時、父はこんな気持ちだったのかなとかいろいろと。小気味よい文章の中にそんなちょっとした抒情があって好きだなぁ。

2025/12/12

毎朝新聞を読む。ここ数年は新聞小説を読むのが日課になっていて今は柚木麻子「あおぞら」を楽しみに読んでいる。戦後、保育園設立に向けて奔走する女性たちの姿を描く物語。シングルマザーの立子を中心に様々な立場の女性が集まり社会の中で働く女性たちの為に繋がっていく。保育園設立後もその労働環境など様々な問題が振りかかる。ただ連携を描くだけでなくそれぞれがそれぞれに嫉妬したり時に対立もある。その感情を丁寧に描き、解決策を模索し実践していく登場人物たちが素晴らしい。対立や分断をいかに乗り越えていくか。学び、考え、それぞれの立場をおもんぱかりながら進んでいくのだ。面白いなぁと思いながら毎日読んでいる。

で金曜。気が付けば年末がひたひたと。コンビニで結婚式の写真を数枚プリントアウトしておく。スマホからササッとできちゃう。便利なもんですね。100均で買った額に入れて飾ってみる。スマホで簡単に撮れるようになったけどデータだといずれどこかで失ってしまうだろう。今は便利だが、いつか使いこなせなくなる。パスワードを忘れクラウドを見失いどこをどうしていいかわからなくなっちゃうだろう。写真は想い出トランプなので時々はこうしてプリントアウトしておこう。