日々の泡。

popholic diary

ロマンティック街道

月曜。いつものことながら、すこぶる調子悪し。一日中、頭が痛い。
で今日聴いてたのは筒美京平ヒストリー(97年に出た8枚組みベスト)の2枚目。マチャアキ「さらば恋人」と井上順「お世話になりました」が仲良く収録されている。「さらば恋人」はカラオケで100回ぐらい歌ってるが、今日はとにかく井上順をリピートしまくった。ほのぼの路線かと思わせながら、これまたしゃれたアレンジ。流麗なストリングス、キュートなピチカート音、アコースティックギターが刻むリズム、さりげなくかっこいいドラムのフィル。ドリーミーで最高。ハーパーズ・ビザールみたい。下宿のおばさんや煙草屋のおばあちゃんに「お世話になりました」という穏やかさの中で「男なら夢を見る/いつも遠いとこを」ってフレーズが効いてる。3分に満たない曲なのに、ストーリーが浮かび、そこに生きる男の感情が聴いている者の心に生まれる。素晴らしい。歌の力を感じるな。