日々の泡。

popholic diary

現代人

今日は会議で和歌山まで。片道約3時間の旅。乗換駅で立ち食いソバの昼食。熱い出汁が口内炎に染みる。和歌山市駅に降り立つと大雨。まったく。会議終えとんぼ帰り。
向田邦子の青春―写真とエッセイで綴る姉の素顔 (文春文庫)車中では向田和子「向田邦子の青春」読みきる。飛行機事故で亡くなった向田邦子さんのことを妹である和子さんが綴った本。既に随分前の本だが。向田邦子さんのエッセイは、凛とした心地良さがあって大好きなのだが、和子さんの文章も似た感触がある。決してべたついてなくて姉・向田邦子を一人間として冷静に見つめながら、その人間の素晴らしさに最大限の敬意を払っている。収められた若き日の向田邦子さんのポートレートはどれもおしゃれで美しくて品がある。あー自分ももう少し生活を美しくしなきゃなぁなんて思う。