日々の泡。

popholic diary

2021年12月25日~31日の話。

2021/12/25

7時半起床。1時間後には家を出て、アップリンク京都まで。朝からホン・ウォンチャン監督「ただ悪から救いたまえ」観る。国から見捨てられた暗殺者インナムと、ただただ凶暴な殺し屋レイ。日本-韓国-タイを舞台に壮絶な殺し合いを繰り広げる。久々にガツンとくる韓国ノワール。ファン・ジョンミン兄貴とイ・ジョンジェ。心ある殺し屋と心なき殺し屋。ノンストップの殺し合いながら、胸に迫るアクションノワール。インナムを手助けするユイを演じるパク・ジョンミンも素晴らしかった。いやー手榴弾で祝うクリスマスもいいもんだね。

続けて園子温監督「エッシャー通りの赤いポスト」を観る。映画のオーディションに集まった人々の群像劇。50名に及ぶ無名の役者たちの生命力がスクリーンにみなぎる。疾走するポエム。映画からはみ出していく瑞々しい衝動。天才・園子温の元気が出る映画!

radikoで「蛤御門のヘン」「爆笑問題カーボーイ」聴きながら御池から京都駅まで歩く。クリスマスにはチキンでしょということでなか卯で大好物の親子丼を。親子丼を食べると幸せな気分になるな。

2021/12/26

朝の内に妻と買い物に行って、帰ってからは年賀状印刷。毎度ながらなかなかに手間取る。なんとか印刷終わり、録画した番組の消化。もはや全く追いつかん。外は雪。夜は鍋。

2021/12/28

仕事納め。大掃除して退社。帰りに映画を一本。マシュー・ヴォーン監督「キングスマン:ファースト・エージェント」を観る。ちょっと思てたんとちゃうという感じもあったが、超絶アクションを楽しく堪能。

2021/12/29

妻の実家で恒例の餅つき。ま、餅つき機フル稼働だけど。出来上がった餅を皆で丸めながら、出来立ての餅をつまみ食い。こうして家で餅をつくのも僕らの親の代で最後かな。うちの実家でも毎年母が餅をついている。僕が子供の頃からずっとずっと続いているが、母も義母ももう70代。本来であれば自分たちが引き継ぐべきだが、いまだに親に頼りっきり。駄目だなぁ。

夜、水道橋博士さんの「藝人春秋Diary」の書評をアップする。読み終わってからひと月かかって書き上げた。書いては読み返し、書いては読み返しして。今年は博士さんの様々な活動に随分救われたし楽しませてもらった。せめてもの恩返しという気持ちもあり頑張って書き上げた。

2021/12/30

朝から水道橋博士さんからDMが届く。昨日アップした書評、博士さんのnote上でも掲載頂けることに。

note.com

博士さんは僕にとって「あなたに褒められたくて」のあなただ。自分の文が届いたことがとても嬉しい。

妻も娘も仕事。なので朝から京都シネマへ。ベニー・チャン監督「レイジング・ファイア」を観る。麻薬組織を追うチョン警部。かっての相棒だったンゴウはある事件がきっかけで悪の道に。正義に生きるチョンと闇に落ちたンゴウの壮絶な殺し合いが始まる。香港の街を舞台に繰り広げられるカーチェイスに銃撃戦(手榴弾もあるよ)に肉弾戦。凄まじいアクションのつるべ打ちに震える。

次の映画までの時間、サイゼリアでランチ。大好物のボロネーゼに今日は誕生日ということで贅沢にドリンクバー追加だ。相変わらず安上がりな男だぜ。

で続いての映画はチョ・ジンモ監督「雨とあなたの物語」。舞台は2003年。浪人生のヨンホは小学生の頃に出会ったソヨンが忘れられない。クラスも違いたった一言言葉を交わしただけで転校していったソヨンの住所を探し出し手紙を送る。病気で身体を動かすことすらできないの代わりに妹のソヒはソヨンになりすまし返信する。やがて二人は文を交わし合う。そして8年後-ってな穏やかでロマンティックなラブストーリー。良かった。好きだなー。主人公二人が最後まで出会わない。予感で終わらす憎い演出、ラストのサプライズ。くーっ!カン・ハヌル、チョン・ウヒ、そしてカン・ソラ。それぞれ素晴らしい。いい映画納めでした。

radikoで「蛤御門のヘン」など聴きながらのんびり京都駅まで歩いて、途中五条のマクドでマックシェイクのチョコ味。誕生日だからね。

映画を観て、好きなものを食べて、多くの人に一生懸命書いた文を読んでもらえた。今日は良き日である。

2021/12/31

朝からYouTube水道橋博士さんと町山智浩さんの対談。いつもながら学びが多い。そして最後に思わずもらい泣き。


www.youtube.com

ということで唐突に良いお年を。