日々の泡。

popholic diary

2021年8月14日~20日の話。

8/14(土)

休日。一日雨。引き続き「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」を。やっと半分、やっと沢村忠登場。俄然面白くなる。

午後、アマプラで映画を一本。イ・ジャンフン監督「Be with you いま、会いにゆきます」を観る。日本でもヒットした映画の韓国リメイク。日本版は観てないけど。物語は少し不思議な泣かせラブストーリー。ソン・イェジンツンデレぶりがかわいい。

夜は「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」著者の細田昌志さんゲストの「角田龍平の蛤御門のヘン」を。大阪の政治と芸能についてはぜひいつかまとめてほしいな。

8/15(日)

いつものごとく午前中は妻と買い物。昼は大豆ミートでガパオライス。そもそも正解の味がわからない。美味しいのか、どうなのか。

午後は散歩がてら映画館へ。

ショーン・レヴィ監督「フリー・ガイ」観る。主演はライアン・レイノルズ。ゲームのモブキャラで型通りの毎日を過ごす銀行員のガイ。彼が生きるのはオンラインアクションゲーム「フリーシティ」の中。何をやってもいいゲームの中で参加者たちは暴力に明け暮れる。そんな中ある出会いがきっかけでガイは自分の意志で自由に動けるように…。荒唐無稽な話のようだがゲームの世界と現実のリンク、なぜそうなったのかという意味や辻褄に無理がなく、現代的で社会的なメッセージが最高の形で伝わる大傑作!素晴らしかった!暴力に満ち溢れたゲームの世界で「善い人」であろうとするガイ。声なき弱き者達が声を上げ世界を変える。ストレートなメッセージがしっかり物語の核となり、さらに驚きの映像、笑える小ネタ、爽快なアクションにロマンチックなラブストーリーも。映画が好きになる映画。最高!

8/16(月)

気圧かストレスか、少し眩暈。数年前に起き上がれないぐらいの強烈な眩暈に見舞われ、病院で薬処方してもらったりしてたんだけど、それ以来時々なる。少し休むと治るんだけど。

朝ドラ「おかえりモネ」。悩み、考えながらゆっくりと進む主人公は朝ドラらしくないけど、そこが好き。多くの人は、ドラマの主人公みたいに一足飛びに飛べない。うじうじと悩み、挙句に何もできないでいる。それでも一生懸命生きてる。だからこそ悩み考え懸命な主人公が愛しい。

会社の行き帰りに「ビバリー昼ズ」オープニングを数週分。高田先生のスピード、手数の多さ、頭の回転っぷり、とんでもないなー。自分の母親と近い年齢だとはとても思えない。そして何より衰えぬインプット量。本を読み、映画や舞台、TVをこんなとこまでチェックしてるのか!と驚くほどインプットされている。凄すぎる。

8/17(火)

YouTube雨上がり決死隊解散報告の特別版「アメトーーク」を視聴。雨上がり二人の温度差がはっきりとわかってしまう。悲しいかな宮迫が「昔のまま」である時点で解散しかなかったのだろう。複雑な思いで眺める。

8/18(水)

仕事を無理やり終わらせ、水道橋博士さんのイベント「アサヤン Vol.20 水道橋博士生誕祭59才真夏の大冒険」を配信で。前半は年表トーク。1997年4月からスタートした浅草キッドのHP「キッドリターン」に掲載された「博士の悪童日記」は当時会社に導入されたネットが使えるPCを昼休みに独占して読みふけった。そして今もまたお昼休みに博士の日記を読むのが日課だ。その影響で自分でHPを作って日記を書き始めたのが1998年。年表を作れるほど詳細には書いてないし、途中抜けも多いけどなんだかんだで断続的に20年以上書いている。今もなお影響を受け続けているということだ。年評職人、相沢さんの日記も「メルマ旬報」で欠かさず読んでる。博士さんもそうだが、恐ろしいまでのインプット量で凄いなと思う。仕事に学業、子育てしながらあの量は本当にすごい。自分なんていかにぼんやりしていて何もインプットできてないかと思ってしまう。よっぽどの天才は別として結局出てくるアイデアとか発想、アウトプットの質と量はインプット量に比例すると思う。なにかを生み出すにはインプットは絶対条件だ。こういう凄い人たちを観ると自分なんかまだまだ足りないと思い知る。

続いてRAMRIDERさんのDJはピチカート、鈴木蘭々小沢健二岡村ちゃんなどなど最高にアッパーでキャッチーで楽しい。後半は様々な人から博士へお祝いメッセージが届けられる。同級生・甲本ヒロトからの手紙、キョンキョンから声のメッセージ!軍団からはらっきょさんにダンカンさん、つまみ枝豆社長。そしてお子さん3人からも。20年以上博士さんの日記を読んでる。その人生をずっと見ている。言葉を通じて触れてきた博士さんの人生、その人生の現在地、今という時間をこうして画面を通じて共有している。博士さんの人生が自分の人生の一部にもなっているのだ。自分のことではないけれど、自分のことのように嬉しい時間だった。

8/19(木)

本日はテレワーク。仕事しつつもBGM代わりにradikoで昨日の「角田龍平の蛤御門のヘン」真夏のサイキックミーティング。竹内アニキの奔放なるトークやっぱりおもろいなー。

Spotifyで「小泉今日子とYOUのK-POP PARTY」聴く。すっかりK-POPにはまる二人のトーク。わかるわぁ。僕もK-POPにはまって早10年。いまだに毎晩YouTubeで動画チェックしてるし、K-POPの話ならいくらでもできる。キョンキョンK-POPとか韓国映画の話したいなー。

K-POPといえばRed Velvetがついにカムバ。ウェンディの大けがやアイリーンの大炎上と下手したらカムバ無いんじゃないかと思っていたが、大王道のポップソングをひっさげてカムバ。まさに女王の帰還で嬉しくなる。仕上がってんなー


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8/20(金)

しかしここんとこずっと雨。こんな8月あったかな。クーラーも久しくつけていない。でコロナの状況は日に日に悪くなるばかり。この政権はもはや国民の命なんてどうでもいいと思っているように見える。自分たちの利権や特権が全てで、それ以外はもうほんとどーなっても関係ないってな態度。

真っ黒に塗りつぶされた入管の文書を見て暗澹たる想い。いずれ俺たちもあんな風に黒く塗りつぶされてしまう。そんな世界が足元まで来ている。

仕事帰りにユナイテッドシネマで映画を一本。

白石和彌監督「孤狼の血 LEVEL2」を観る。主演は信頼と実績の松坂桃李。前作は役所広司演じる大上に翻弄される新人刑事だったがあれから3年。その跡を継いですっかり“悪い”刑事に。そこに現れしはまさに狂犬、極悪非道の上林。二人の運命はいかに!しかしまぁ役者陣たちはもう役者冥利に尽きるというか、演じてて楽しいだろうなという振り切れっぷり。極悪テクノカットの上林=鈴木亮平が怖いよ。松坂&鈴木のもはやラブシーンと言っていいようなアドレナリンが分泌しまくる対決シーンの熱量が凄い。そんな鈴木亮平に加え、悲しきS=村上虹郎、狡猾な管理官=滝藤賢一、そして人情派のロートルにして…な中村梅雀が素晴らしくて、もうこの4人で全員助演男優賞ノミネートでいいでしょう。