日々の泡。

popholic diary

2021年2月14日~20日の話

夜の地震速報。Twitterには遊び半分でまき散らされる差別デマTweet。どこまで醜く酷くなれるんだ。暗澹たる思い。

日曜。朝から卵サンドを。沸騰したお湯に卵を入れて8分。ちょっと黄身が半熟気味のゆで卵を作る。マヨネーズとからし、コショウを若干多めに入れて卵を粗めに潰しながら和えたのを、バターを塗った食パンにハムを一枚のせ、その上にたっぷりと。で食パンを重ねて出来上がり。完全にものにした感あり。

午前中はいつものごとく妻と買い物。昼からはアマプラで映画を一本。チョ・ギュジャン監督「目撃者」を観る。主演は今ノリにノッいるイ・ソンミン。殺人事件を目撃してしまった男。家族を守るため目撃したことを隠すが、やがて犯人、その犯人を追う刑事、三つ巴の追走劇が始まる。ってなテンコ盛りのスリラー。現代社会を隠喩しながらエンタメとしてここまでやるのか。面白かった。それにしてもイ・ソンミンのようなバイプレイヤーとして確かな実績を残すおっさん俳優がちゃんと主演映画を撮り評価されているのは韓国映画の豊かさを感じるな。

月曜。朝から雨。「雨の日と月曜日は」やっぱり憂鬱。いつもは徒歩通勤だけど、この雨の中25分歩くのはつらいのでバスで行こうとバス停へ。待てど暮らせどバスは来ない。時刻表見てみたら、ダイヤ改正で大幅に本数が減っていた。確かにいつも2、3人しか乗っていなかったからな。結局、どしゃ降りの雨の中を歩く。会社に着く頃にはズボンも靴もずぶ濡れ。

火曜。名古屋のバカなリコール騒動。次から次へと出てくるクソみたいな事実。ナチス崇拝のレイシスト医者に歴史修正主義のたわけた市長、登場人物たちのあまりに卑怯で恥知らずな振る舞い、言い草にあきれ果てる。心底、軽蔑する。

水曜。radikoで「爆笑問題の日曜サンデー」。田中さんの代役で伊集院さん。そしてゲストは関根勤さん。子供のころから関根さん大好き。カマキリ目当てで「カックラキン」毎週見てた。今なおチャイルディッシュで最高。太田&伊集院のW光も関根さんの前では毒気が抜けてただ楽しんでる。

 金曜。いつもは弁当持参なのだが、営業の都合もあって久々に外食。たまの外ランチなのでひたすら悩む。かつ丼は反対車線か、王将はこの前行ったし、ファミレスの気分じゃないな、ラーメンはちょっと濃いかな、うどんか?いや、うどんなぁ~などなど悩んでいるうちにすっかりランチ難民に。で結局、会社近くのココイチでカツカレー。久々に食べたけど、美味かった。何だこの話。

ドラマ「俺の家の話」。戸田恵梨香に悶絶しつつ、やはり主役・長瀬智也の素晴らしさよ。ど真ん中の座長ぶり。惚れ惚れするなー。

Twitterでの水道橋博士さんの炎上。確かにそのTweetを最初に読んだ時は、僕もあっと思った。もちろん、博士さんの今までの発言を知っていればその真意は容易に理解できるのだが、ここはTwitter。流れてくる多くの人の反応を読んでいると、なんだかなーという気分になる。このTweetに限らず、多くの人は目に入った文字だけに反応するんだな。いくつか前のTweetを辿るとかやっぱしないんだな。そんなとこだと言ってしまえばそうなんだけど…。

でも長く水道橋博士さんのファンである僕でさえ、あの表現に戸惑ったのは事実。炎上もまた容易に想像できてしまった。自戒も含めて何かを表現するにはもっと想像力を持たなければならない。

Twitterを始めた頃、水道橋博士さんが「口下手のアンプ」と言っていたがまさにそんな感覚があった。実際にTwitterを通じて言葉が響き通じる瞬間が何度もあった。でもいまでは時に流れてくるTLは地獄のようだ。差別にデマ、酷いヘイトの数々。気が滅入ってしまってだんだん口数が減ってしまった。ひたすらモヤモヤとしてしまう。

でなんとなく眠れないのでspotify寺尾紗穂さんの曲を。もう10年以上前になるのか、はじめて彼女の音楽に触れた時から寺尾紗穂さんは別格だった。ソングライターとしてシンガーとしてピアニストとして、もうずっと別格なのだ。音が、言葉が、まっすぐに心に響く。


寺尾紗穂 - 北へ向かう

 

で土曜。朝は昨日の残りのチキンカツをキャベツの千切りと一緒にトーストに挟んでチキンカツサンド。美味しい。

京都へ出て映画を一本。イ・チョルハ監督「ノンストップ」を観た。揚げパン屋を営むミヨンとパソコン修理工のソクファン夫婦。懸賞に当たりいざ憧れのハワイへ。しかし彼らが乗った飛行機がハイジャックされて…ってな爆笑アクションコメディ。主演は我らがオム・ジョンファ姉さん。韓国のマドンナと呼ばれた歌って踊れる元祖アイドルにして、シリアスからコメディまでこなす名女優。今作ではガッツリアクションにも挑戦。カラッと明るくキュートな演技で楽しく作品を引っ張る。嫌みな悪役で抜群の存在感を示すことが多かったパク・ソンウンがミヨンを愛する優しくてどこか抜けてるソクファンを大好演!ただただ楽しいだけのエンタメに徹した王道ベタコメディ。好きだなー。

で三条の映画館から京都駅まで、「蛤御門のヘン」(巨人師匠ゲスト回。さんま・紳助との思い出話など楽しい)、「ドッキリないと5」など聴きながらたっぷりオジ散歩。