日々の泡。

popholic diary

休日日記。20181020

休日。朝ドラ「まんぷく。」起床。しかし松坂慶子さんはすっかりお母さん女優になられたなぁ。品があって、可愛げがあって、素敵に年齢を重ねておられる。

僕が中・高生の時、松坂慶子さんと言えばそれはもう美しい女優さんで、「蒲田行進曲」での風間杜夫との濡れ場とか、10代の童貞少年には鼻血がでるほど刺激的だったもんだよ。あの頃の松坂さんはまだ20代後半とかだったんじゃないかな。大人の色気がブラウン管からもダダ漏れだった。

で朝から映画館へ。久々にTジョイ京都。俺たちのマ・ドンソク主演「ファイティン!」初日初回上映にて観賞。いや、泣いた、まじで。まさか上腕筋ドアップの腕相撲シーンで泣かされるとは!お気に入りの女優さんでもあるハン・イェリも出ててお得感あり。それにしてもこれだけの王道エンタメでありながら、しっかり社会問題や弱者の視点が入っていて、笑って泣けるヒューマンドラマに仕上げているのは、韓国映画の実力をまたまた見せつけられた感じ。素晴らしかった。

で続いては京都シネマへ移動。移動中はradikoで角田さんの「蛤御門のヘン」。ゲストは竹内義和先生。やはりこの2人のトークは最高。ひたすら「パイズリ」について語る2人。竹内さんの「"パイズリ"の名誉にかけて言いますけど…パイズリに罪はない」には笑った。

京都シネマでは大杉漣さんの遺作となった「教誨師」を。密室で繰り広げられる会話劇。6人の死刑囚との会話が積み重ねられ、死とは、生とは、を考えさせる。この永遠に答えが出ないとも思われる問題に真っ向から取り組む、まさに渾身の一本。

京都シネマから歩いて京都駅まで。radikoでは「アフター6ジャンクション」での高野寛さんライブを。こうして高野さんの音楽が紹介され、広く伝わることがとても嬉しい。もう十年ぐらい言い続けているけど、高野さんは日本の音楽シーンにおける最重要人物の一人。過去と現在と未来を繋ぐ、素晴らしい音楽家

夜はNHKのドラマ「フェイクニュース」を。脚本は野木亜紀子さん。加害者と被害者が交差する重層的で「今」を活写する力強い物語。どう決着をつけるのか、後編が楽しみ。