日々の泡。

popholic diary

2018年4月のTweet

2018/4/1

ビートたけし独立騒動で様々な憶測記事。考えたらわかることだけど、ビートたけしが洗脳なんかされるわけないだろ、バカヤロー

磔磔にてカーネーション台風クラブのツーマンライブ観てきた。一言、最高っ。台風クラブの勢いのさらに上を行くカーネーションの大人気の無さ、素晴らしい!楽しかった!カーネーションはバンドとしては最小だけど、同時に最大でもある。あらゆる組み合わせが考えられ、もはや無限大だ。矢部さん、優介君を迎えた今日の音は磔磔との相性抜群で実に良かった!世界で一番大きなバンド、カーネーション。やっぱり好きだなー

2018/4/2

今回のたけしさんの行動、裏切った社長すら救済する見事な大岡裁きではないか。そして子を思い、親を思う-殿と軍団の計り知れないほどの深い絆。素敵やん

2018/4/3

先週金曜日に最終回を迎えた担当番組。最後の選曲はヒックスヴィル「バイバイブルース」、キリンジ「グッデイグッバイ」、カーネーション「No Goodbye」ラストはピチカートというグッバイ縛りで

2018/4/5

北野武監督にいつかこの騒動を映画化して欲しい。ビートたけしたけし軍団出演「権造と八人の子分たち」として。リアルにボケまくるたけし軍団をスクリーンで観たい!

2018/4/8

やっと滋賀で公開されたマーティン・マクドナー監督「スリー・ビリボード」を観た。7ヶ月前に娘を殺されたミルドレッドは遅々として進まぬ捜査に抗議すべく、署長に宛てた看板広告を掲げる。そしてこの行動が人々に大きな“炎上”をもたらす。善悪だけでは割り切れない人間の複雑さとその先の物語。ミルドレッド、署長、そして差別的で粗暴な警官ディクソン。それぞれが怒りや悲しみ、絶望に捕らえられ、過剰で過激な報復の渦に飲み込まれる。物語は単純な感情移入を拒み、それぞれが持つ複雑な事情を描きながら、その先の希望を探る。怒り、絶望、暴力、絡み合いながら文字通り“炎上”する中で、その源泉が浮かび上がる。繰り返す対立と糾弾の中、怒りの連鎖を止めることができるのか?怒りと炎を超えて、人は変われるのか?と問う。解釈の難しさがある作品だけど僕はラストに希望を感じた。

イギル・ボラ監督「きらめく拍手の音」を観た。聴覚障害者であり音の無い世界に生きる父と母の姿を、音のある世界にいる娘=イギル・ボラ監督が見つめたドキュメンタリー。ろう者である両親と健常者の娘と息子。そこにはもちろん苦労もあるのだけど、彼らのささやかな日常は別世界のものではない。「音の無い世界」は想像することさえ難しい。だからそこに生きる人々は特別な世界の住人のように思ってしまう。でもここで描かれる彼らの日常は確かに全く同じとは言わないが、遠く離れたものじゃない。二つの世界は重なり合っている。で、とにかくこの両親が実にユーモアがあって自然で人間的な魅力に溢れている。観てて妙にほっこりとした気持ちになった。愛すべき家族の風景にきらめく拍手を送りたくなる。

2018/4/11

水道橋博士のメルマ旬報」。表紙には柴尾英令さんのポートレートと「さよなら、映画の友」の言葉。柴尾さんの連載「シネコン最速批評至上主義」は真っ先に読み映画鑑賞の参考にしていた。例えば「パディントン2」なんかは柴尾さんの評を目にしていなかったらスルーしていただろう。今年のマイベストといえるこの作品など、柴尾さんの連載を通じて沢山の素晴らしい映画を紹介いただいた。観終わった後に再読してその作品の理解を深めることもできた。ありがとうございましたという気持ちでいっぱいだ。

2018/4/14

韓国映画ファンにはお馴染みのイ・ドンフィ出演のMV。見応えあり

[MV] 2018 월간 윤종신 3월호 - 이별톡 - YouTube

ユン・ジョンシン曲の名MVといえばこれ!ペ・ドゥナが最高。バンドメンバーも凄い人たちばっか

youtu.be

2018/4/15

ニテーシュ・ティワーリー監督「ダンガル きっと、つよくなる」を観た。元・レスリング選手の父。彼の夢は母国初の金メダルを息子に託すこと。しかし生まれてくる子は娘ばかり。夢を諦めた父だったが娘にレスリングの素質があることを見抜き…。ってなインドの実話を基にした物語。アニマル浜口ばりの行き過ぎた熱血指導を娘に施す父。やがてレスリング選手として育った娘は国家の代表となるべく大学に進むがそこには栄監督ばりのパワハラが待っていたというなんともタイムリーな…。親子で苦難を乗り越え、道を切り開いていく。熱血スポ根親子鷹モノといえばなんとなく古臭い感じもするが、男尊女卑が根強い世間の偏見の中で、女性が自らの道を歩いていく。まさに“今”を感じさせる物語で、しっかり社会を描いているところが素晴らしかった。

新しい地図の映画「クソ野郎と美しき世界」を観た。4人の監督による4つのストーリー。稲垣吾郎香取慎吾、草彅剛という3人の個性的な俳優のショーケース。ちょっと現実離れした世界で独自の色気を放つ稲垣、歌い踊る香取は圧倒的な華がある。そして狂気じみた凄みを見せる草彅。目撃しておくべき映画

ジェイク・カスダン監督「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」を観た。ゲームの中に閉じ込められた4人の高校生の冒険ストーリー。いやはやこれが実に楽しい映画だった。ジャングルでの冒険譚である以上に青春映画で、他者を知ることでそれぞれが大人になっていくというストーリーが素晴らしい。ゲームの中でオタク少年はムキムキのヒーローに、肉体派のスポーツマンは体力の無い知能派に、奥手のネガティブ女子はセクシーな女戦士に、インスタイケイケ女子は禿げでデブのおっさんにという正反対のキャラになることで、他者の痛みを知る。現実世界ではわかり合えなかった4人がゲームの中で他者を想い助け合いながら成長していく。ムキムキのドウェイン・ジョンソンが童貞オタク少年、ジャック・ブラックがイケイケJKなどそれぞれの演技も爆笑もの。スカッと笑えてじわっと沁みる良作!

2018/4/20

今、最も注目すべき韓国のロックバンド、SE SO NEON。くーっかっこいい!カーネーションと対バンして欲しい!

[I'm LIVE] SE SO NEON (새소년) & A Long Dream (긴꿈) - YouTube

2018/4/21

移転再開したムジカジャポニカこけら落とし公演、加藤千晶とガッタントンリズムのライブを観てきた!音の楽しさに満ちた最高にご機嫌なライブだった。愛と叡智とユーモア、そして人間らしい可愛いげがあるエンターテイメント!いくら絶賛しても足りない。素晴らしかった!世界はひどく悲しいものだし、基本分母がブルーで分子がハッピーだと思っている。だけど、だからこそ大人は嘘をつき続けなければならない。ライフ・イズ・ビューティフルだと。音楽はその嘘を時に本当にしてくれる。加藤千晶さんの音楽を浴びてそんなことを思ったな。いつか本当に世界から戦争がなくなったなら、その時にはみんなで加藤千晶さんの曲を聴きたい。それぐらい素晴らしいライブでしたよ。ほんと。

2018/4/22

チャン・フン監督「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」 観た。1980年5月。ドイツ人記者を乗せ、ソウルから光州へ向かうタクシー運転手のマンソプ。光州で彼が目にしたものは…。実権を握る軍が市民を徹底的に弾圧した光州事件をタクシー運転手の目を通して描く。今観るべき胸を打つ傑作!ソン・ガンホ演じるタクシー運転手はごくありふれた市民。そんな彼がひょんなことから光州に向かい、信じがたい光景を目にする。愛すべき隣人たち、罪のない丸腰の人々が容赦なく軍が放つ砲弾にさらされる。その現実を知り、陽気でガサツな男の目に涙が溢れる。泣いた。彼は知ってしまったのだ。今、この社会の中で起こっていることを。語り合った学生が、笑顔で会話した女性が、権力を後ろ盾にした暴力にさらされ傷ついている。涙を流しながら、自身も傷つきながら、彼は卑怯者になることを選ばなかった。その姿に涙が止まらなかったよ。我らが兄貴、ソン・ガンホ。その絶望の先に見せる決意。その表情。凄過ぎた。光州の気のいい運転手、ユン・ヘジンもまた素晴らしい。彼もまた卑怯者であることを良しとしなかった。これは過去の物語であると同時に未来の物語かもしれない。自国の過去の過ち、実話をベースにし、深く考えさせつつ、エンタメとしての面白さもしっかりとある。決して忘れてはいけない、改竄してはいけない歴史がある。そのことを映画を通じて語り、権力の暴走を許さない。韓国映画の底力に脱帽。

今、日本で起きている様々な問題を観て思う。権力の側についてまるで自分が力を持ったかのように錯覚し、暴力的な言動を繰り返す人たちがいる。何十年か後にもし今の日本が映画になるとしたら、自分がどのように描かれるか想像できないのだろうか。恥知らずの卑怯者であることに何も思わないのだろうか。

2018/4/23

王道のポップ&キュート曲。適度に歌謡なメロディもいい!というかLOVELYZ、無条件に好き!

러블리즈(Lovelyz) “그날의 너” Official MV - YouTube

2018/4/25

セバスティアン・レリオ監督「ナチュラルウーマン」を観た。主人公はトランスジェンダーであるマリーナ。ある日、恋人が突然意識を失いそのまま亡くなってしまう。悲しみに打ちひしがれるマリーナだったが…。容赦なく浴びせられる差別と偏見。時に暴力にまでさらされる。社会を考えさせられる作品。圧倒的な向かい風の中を、まっすぐに突き進もうとする彼女。どれだけ傷つけばいいのか。自分の無知さに気づかず、凝り固まった偏見で未知なものを拒絶する人々。彼女の痛みを感じようともせず、時に暴力という強硬手段にまで出る。他者とどう向き合うべきか。改めて考える。

水道橋博士さんのTweetで気になっていたマキタスポーツさん、プチ鹿島さん、サンキュータツオさんの動向。「東京ポッド許可局」、「火曜キックス」を早速チェックし、その「FA宣言」に大いに納得。ポッドキャスト時代から聴き、それぞれのライブにも足を運んだ。もっともっと飛躍すべき才能。同じ1970年生まれのマキタさんや鹿島さんの「FA宣言」。ここ最近の社会状況や、それこそ映画などを観るにつけ何か大きな転換期に来ているような。かくいう自分もこの四月に人事異動で営業に…。自分自身も変わらなきゃなーとかいろいろ思いつつ…。俺もFA宣言しようかな…なんつって。

2018/4/28

前野健太の新作「サクラ」を聴く。こ、これは…凄い!甘く深くつき刺さる、とてつもない傑作で驚いた。必聴!

前野健太 "嵐~星での暮らし~" (Official Music Video) - YouTube

前野健太 "今の時代がいちばんいいよ" (Official Music Video) - YouTube