日々の泡。

popholic diary

2017年2月のTweet

2017/2/3

会社帰りに久々の映画。アントワーン・フークア監督「マグニフィセントセブン」観てきた。極悪非道な悪漢んみ立ち向かう訳ありのアウトロー7人。やや大味ながら仕事終わりにはこういうのがいいやね。とりあえずイーサン・ホークイ・ビョンホンが最高!善良なる民を救う為に正義の名の下に集まった7人の男たち。そんな映画を観に金曜の夜、映画館に集まったのは俺を含め4人の男たちだけだった。

待ってました!Red Velvetカムバステージ。断固支持します!

뮤직뱅크 Music Bank - 레드벨벳 - 루키 (Red Velvet - Rookie).20170203 - YouTube

2017/2/4

朝から映画館へ。スコット・デリクソン監督「ドクター・ストレンジ」を3Dで。いやーこれは絶対3Dで観た方がいい。おもしろ3D映像満載でもうそれだけで満足。これもまた映画の楽しみですな。

みなみ会館に移動してもう一本。ロス・アダム、ロバート・カンナン監督「将軍様、あなたのために映画を撮ります」観る。事実は小説より奇なり。1978年突如行方不明になった韓国の国民的女優とその夫の映画監督。彼らは世界一の映画マニア、北朝鮮金正日によって拉致されたのだった!北朝鮮に拉致された女優・崔銀姫と映画監督・申相玉。二人は金正日プロデューサーの下、凡そ3年の間に実に17本の映画を製作。中には海外の映画祭に出品され高い評価を得るものも。悲劇的な状況でありながら潤沢な資金で次々に映画を作っていく2人。孤独な二代目の独裁者は2万本ものフィルムやビデオを所有する映画マニアだと言われていた。映画の中では監督が密かに録音していた金正日との会話を聴くことができる。嬉々として映画制作に没頭するプロデューサーと監督の会話がそこにはあるのだ。映画「将軍様、あなたのために映画を撮ります」。いやー「ドクターストレンジ」よりストレンジなお話。面白いと簡単には片付けられないが、いやはや世界は小説や映画以上にストレンジですな。

2017/2/12

南壽あさ子さんと鈴木惣一郎さんのユニット、ESTACIONのライブ観てきた。伊賀航さんを交えた演奏は冬に似合う温かみのあるものでじつにほっこりと聴いた。南壽さんの変わらぬ清廉潔白な歌声は雪のようだったな。で実はライブ一番のお目当てはオープニングアクトに予定されていた台湾のシンガー、PiAさん。PiAさんが出ると知って急遽チケット購入したのだった。昨日はシンガポールでライブだったPiAさん、オープニングには間に合わずアンコール前に登場のハプニングもがっつり歌ってくれて嬉しかった。台湾のシンガーPiAさん、以前にライブ観た時にも思ったがとにかくギターがかっこいい。アコギで聴かせるエッジの効いたカッティングが気持ちいい。曲のセンスも抜群だし、観客を惹きつけるライブ力も素晴らしい。新作CDにサインも貰って完全なる大ファン状態。

連日の休日出勤でさすがにお疲れ気味。そして明日からまた一週間が始まる。趣味と仕事の境界線が曖昧なところもあるのでまだなんとかもってるが、アウトプットが多い分やはりインプットの時間がもうちょっと欲しいな。

そんなことより清水富美加のニュースの衝撃よ。若村麻由美が結婚した時以来の衝撃!

自分は信仰を持たないので、どうにも理解しがたい部分がある。スコセッシ監督の「沈黙」も公開初日に見たがなんだかまとまらず感想をかけないままでいる。もちろん信教は自由だが、その頑なさやつきまとう胡散臭さに、近づくなという本能が働く。

悪いことなんだろうけど、伊代ちゃんと優ちゃんのことは許してあげて欲しい…国を挙げてのドッキリということにしてあげられないのか

2017/2/19

久々に映画館。ギャビン・フッド監督「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」観てきた。テロリストたちによる自爆テロ計画を察知した英米合同軍。ナイロビ上空に浮かぶ無人偵察機ドローンを使っての捕獲作戦。会議室のモニター越しに戦争が始まるー。うーん、これは考えさせられたなー。指揮官も大臣も、操縦士もそれぞれが現場とは遠く離れた場所でモニター越しにぶつかり合い任務を遂行していく。大義、道義、正義、倫理…様々な思惑が交差し、責任をなすりつけ合いながら判断が下される。誰もが少しずつ傷ついていくが、最も罪の無いものが最も大きな傷を負う。この不条理、無情感。「正しいこと」とは。観終わった後にこそ考えさせられる作品。唸った。

2017/2/21

小沢健二「流動体について」繰り返し聴く。「意思は言葉を変え/言葉が都市を変えてゆく」。目の前が開けていくような、小さな希望が感じられるフレーズではないか。19年ぶりのシングルで歌われるこの言葉にもまた意思を感じる。世界はどんどん酷くなっていくけど、まだやれることはある。

「カルテット」ちょっと凄い回だったなー。一緒に観ていた妻の顔、見れなかったよ。なんつーか、いろいろ、わかるわぁ…

2017/2/22

4月からスタートした「サタデーナイトカルチャークラブ」。作家・門井慶喜さんインタビュー→「この世界の片隅に」高校生企画→吉村智樹さんと関西地下アイドル特集→「ラ・ラ・ランド」解説ミュージカル映画特集。やっと理想が形になってきた感。ただ番組は聴かれてナンボ。もっともっと広げていかないと。滋賀の片隅から発信するポップカルチャー番組。やっと形になってきたと言ってもまだまだ出来ることはあるし、やりたいこともある。まずは知って欲しい。

2017/2/24

ラ・ラ・ランド」観てきた!明日も仕事なのでもう寝ますが、とにかく切なさの余韻がもう…。まさかの男泣き映画でいろいろ反芻中。

2017/2/25

昨晩はレイトショーで妻と一緒にデイミアン・チャゼル監督「ラ・ラ・ランド」観賞。ハッピーでチャームなミュージカルかと思いきや、ハッピー・サッドなほろ苦ささえ感じさせる作品で、夢のようなミュージカルシーンのときめきが最後にはちょっとした痛みになって胸に残る。それが素晴らしい。サントラを先に聴いていたのだけど、観る前と後で印象がガラリと変わる。メインタイトルの心躍るメロディ。観終わった後に聴くともうちょっと涙腺が…。なんてハッピーで、なんてサッドなメロディなのだ。主演のエマ・ストーンとライアン・ゴズリング。最高としか言いようがないな。エマ・ストーン、素晴らしすぎた。あの表情、あの身のこなし、歌もダンスもどれもが素晴らしかった。そしてライアン・ゴズリングのあのラストの表情何なんすか。参りました。夢と現実の物語。夢がかなう時、夢は夢ではなくなる。夢が夢だった頃、それが幸せだったと後になって気づく。なんという皮肉。美しくも儚い夢の世界。映画のような夢も、夢のような映画もいつかは終わる。とりあえずもう一回観に行こう。

2017/2/26

RedVelvetのパフォーマンス観ると、どんどんスルギに惹かれていくなー。スルギ、かっこいい!

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それにしてもTWICEは全員、江口寿史のイラストから抜け出てきたような美少女っぷりだな。日本デビューにあたって江口先生に書いて欲しい 

[Comeback Stage] TWICE(트와이스) - KNOCK KNOCK Show Music core 20170225 - YouTube

シェーン・ブラック監督「ナイスガイズ!」観た。舞台は77年。腕力で解決するタイプの示談屋と酒浸りの探偵がひょんなことからコンビを組んで巨悪に立ち向かう羽目に…ってな話。ラッセル・クロウライアン・ゴズリングのコンビが送るどこか懐かしい痛快アクションコメディ。ただ楽しいやつ。「ラ・ラ・ランド」とは打って変わってR.ゴズリングが洒脱にそして飄々と笑わせてくれる。グルーヴィーな音楽とド派手なアクション、最初は嫌々ながら絆を深める2人。バディ物は楽しい。2人といっしょに事件を解決するゴズリングの娘役、アンガーリー・ライスもいい。

矢口史靖監督「サバイバルファミリー」観る。ある日突然、電気が無くなったら…。そんなお題で繰り広げられる物語。笑えるコメディかと思いきやちょっとゾッとするディザスタームービーだった。家族を徹底的に追い込む監督のSっ気が凄い。

石川慶監督「愚行録」観てきた。誰もが羨む理想的な家族が惨殺された事件。解決しないまま一年が過ぎようとした頃、週刊誌の記者・田中は改めて事件の取材を始めるが…。まさに人間という愚かな生き物の愚行の数々を見せつけられ、ただひたすら後味が悪い究極の青汁映画。ただ言っておこう、大傑作!一瞬たりとも緊張感が解けない。劇場は静まり返り、ギリギリと首を絞められるような息苦しさが充満。観終わった後でさえ、鉛を飲み込んだような苦さが残る。それが日本映画で今まで見たことが無いような質感、完璧に計算された画で見せられる。これはちょっと凄い。妻夫木聡は間違いなくこれで主演男優賞を総ナメするんじゃないか。満島ひかりの代表作にもなるであろうし、市川由衣臼田あさ美も素晴らしく、これはもう監督の演出力なんだろうな。石川慶監督はこれが長編デビュー作。ポーランド国立映画大学で演出を学んだ俊英。既に次回作が観たい。

グザヴィエ・ドラン監督「たかが世界の終わり」観てきた。若き天才監督の新作。同時代に生きていて観ないという選択肢が無い監督と思っていますが、まぁ凄まじかった。ある告白をすべく12年ぶりに帰郷した劇作家のルイ。映画はその数時間を濃密に描く。針の上に座っているかのように痛みが続く映画。家族の再会という普通ならいい話に落ち着くところが、そんなはずはなく「もーやめてあげてー」と言いたくなるような時間が過ぎる。20歳も年下だけど、ドラン監督あんた天才だよ!

さすがに「愚行録」「たかが世界の終わり」のはしごは濃厚すぎた。お口直しにUPされたばかりのLovelyzの新曲。変な曲で最高!

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