日々の泡。

popholic diary

2016年9月のTweet

2016/9/1

柴山一幸さんの新作「Fly Fly Fly」。コメント書かせて頂くにあたって何度も繰り返し聴きましたが、これ俺の歌なんじゃないかと感じる瞬間が何度もあった。過去を重ねて今があり、その先には未来があるということを身をもって知るようなリアルな感触。多くの人に聴いて欲しいな。

2016/9/6

会社帰りに本屋によって藤井健太郎「悪意とこだわりの演出術」、塩田武士「罪の声」購入。今読んでるのは笹山敬輔「昭和芸人七人の最期」。あと春日太一「あかんやつら」にコラアゲンはいごうまん「コレ、嘘みたいやけど、全部ホンマの話やねん」が積んである。いつ読み終わるのか

すっかり気に入ってしまって最近こればっかり聴いてる

youtu.be

Red Velvetの新曲、いいっ!MV攻めてるなぁ

Red Velvet 레드벨벳 '러시안 룰렛 (Russian Roulette)' MV - YouTube

2016/9/10

BEG、Gainのソロ。なんて贅沢なステージ!素晴らしい

뮤직뱅크 - 가인, 그녀의 변신이 시작됐다! ‘Carnival’.20160909 - YouTube

今日も仕事、明日も仕事。これ観てがんばろう!

뮤직뱅크 - 레드벨벳, 화려하게 확~ 달라진 ‘러시안 룰렛’.20160909 - YouTube

2016/9/16

韓国の人気バンド「チャンギハと顔たち」の長谷川陽平さんがシンガポールカーネーションを聴いている!カーネーションと顔たちの対バン観てみたい!なんなら2組で日本、韓国、台湾にシンガポールを回るアジアツアーして欲しいな

柴山一幸さんが井出ちよのさんと歌い踊るMV。最高っ。そんな柴山さんの新作「Fly Fly Fly」は10/5リリース!

柴山一幸 featuring 井出ちよの、石田彰 / That's the way - YouTube

今日は久々にムーンライダーズ「DON'T TRUST OVER THIRTY」を聴く。1986年リリース。当時16歳の私には強烈な音楽体験だった。それから30年、今聴いても凄まじい。過剰で過激で完全にどーかしてる。「マニアの受難」とか狂ってるとしかいえないもんなー。最高!

韓国のポップデュオ、屋上月光が坂本美雨おおはた雄一と共演。関西にも来てほしい!

2016/9/17

朝から映画。山下敦弘監督待望の新作「オーバー・フェンス」観てきた。鈍感な男とめんどくさい女のありふれたラブストーリー。一見エキセントリックに見える2人の恋愛模様なれど、誰もが2人の中に自分を観るんじゃないかな。曇天続きの人生に、雲の切れ目から差し込む陽の光。素晴らしかった!蒼井優オダギリジョーの間違いなくベスト演技。蒼井優の裸の背中の弱々しさ、痛々しさ。オダギリジョーが見せる諦めた男の空虚な笑顔。剥き出しの感情のぶつかりあい、不器用で無様な恋の本質。それでも曇天で始まり青空で終わるこの映画の眼差しがとてもいい。蒼井優オダギリジョーはもちろんだが、主人公オダギリが通う職業訓練校の同級生-松田翔太北村有起哉、松澤匠、満島真之介、そして鈴木常吉のアンサンブルが素晴らしい。それぞれの関係性、距離感。“忘れえぬ人々”感があってたまらない。でちょっと宣伝。そんな映画「オーバー・フェンス」の山下敦弘監督を特集するのが今夜9/17(土)24時からのエフエム滋賀「サタデーナイトカルチャークラブ」。監督へのインタビューで映画についてたっぷりお話しいただいています。聴いて下さい

で映画館移動して続いてはミシェル・ゴンドリー監督「グッバイ、サマー」観てきた。主人公は14歳のダニエル。ちょっと変わり者の転校生テオ。クラスから浮いている2人は自分たちで作った“動くログハウス”で旅に出る-ってな話。14歳だったことがある人なら必ずぐっとくるロードムービー。忘れえぬ夏の日の冒険。過剰な自意識と思春期の悩み。少年たちの物語は今となっては懐かしくもあるが、でも今もまだ自分の中にその感触がかすかに残っている。

で今日はもう一本。チェ・ドンフン監督「暗殺」観た。いやーこれはもうとてつもなく面白かった!ケレン味溢れるというか、もはやケレン味だらけ。舞台は1933年、日本統治下の朝鮮半島。独立軍のスナイパー、日本軍に寝返った密偵、謎の殺し屋入り乱れてのアクションエンタメ!ただただ面白かった。しかしチェ・ドンフン監督、チョン・ジヒョン好きすぎるだろ。モダンなコート姿でマシンガンをぶっ放すジヒョン、丸メガネで銃を構えるジヒョン、クラシカルな装いのジヒョン、ウェディングドレスで銃撃戦を繰り広げるジヒョンetc.こんなチョン・ジヒョンを観たい!が詰まってて最高。そんなわけでチョン・ジヒョンは最高だが、イ・ジョンジェ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌンにオ・ダルスと男優陣も負けていない。騙し騙され殴り殴られ、韓国語・日本語が飛び交うノンストップのストーリーとアクション。映画として純粋に楽しめ!って感じだな。

2016/9/18

今日も映画を一本。李相日監督「怒り」観てきた。あぁこれはもうド級の作品、人間ドラマ。好き嫌いはともかく今年の映画賞独占でしょう。重厚で繊細、見事な演出と演技。物語に引き込まれ、ずっと後を引く。今年観るべき邦画の一本。。渡辺謙妻夫木聡森山未来などのフルスイングな演技。その中で無名の新人、佐久本宝がずば抜けた演技を魅せる。新鮮な驚きがあった。そして宮崎あおいはやっと自分の演技力に見合った役、作品に出会ったなと思った。いつもその演技力を持てあましてるように感じてたから。

びわ湖ホールで地元の高校生がビートルズを演奏するコンサートを観る。数週間前に取材をさせてもらったんだが、その時の演奏よりはるかに良くなっていて高校生達の伸び率の高さに驚く。大人になっても音楽好きでいて欲しいなぁ

BSで堺正章さん70歳特番を観ていた。マチャアキ&順、かまやつさんの並びを観てるだけで幸せな気分になる。

才能あふれる若きギタリスト、Reiさんの新作AL「ORB」が最高。このリード曲なんてめちゃめちゃかっこいい!

Rei "COCOA" (Official Music Video) - YouTube

2016/9/19

BSの歌謡番組でぼんやりと早見優さんを観ている。アイドル時代からきれいだったが今の方がさらに美しいな。なんて。僕も歳をとったということか

2016/9/23

KIRINJI@磔磔観てきた。ほっこりした佇まいとは裏腹にツワモノ揃いのスーパーバンド。ニコニコ笑いながらハードかつソリッドなプレイを繰り出す弓木さん凄い!どうやるんだと思っていた「The Great Journey」があんなことになっていて最高だったなー

2016/9/24

遅ればせながら新海誠監督「君の名は。」観てきた。いや、確かにこれは素晴らしいわ。もう45なので多少は冷静に観られたが10代だったらいろんな感情がビンビンになっていたろう。「シン・ゴジラ」ともかぶる3.11を越えた先の日本映画。10代を中心に大ヒットだなんて素晴らしいことだ。多くの子供たちがこの“物語”を目撃し、押し上げた。311以降に大人たちが作ったのは恥知らずのレイシストが票を集めたり、ベストセラー作家になるような世界。そんな世界を子供たちが蹴散らして物語を選択したのだ。しかしこの映画の最後に僕の頭の中でなっていた音楽はカーネーション「いつかここで会いましょう」だ。映画のテーマとこの歌のテーマが自分の中で重なった。

でもう一本、クリント・イーストウッド監督「ハドソン川の奇跡」。2009年、155人を乗せた航空機を襲った全エンジン停止事故。機長は冷静な判断でハドソン川に不時着。155人の命は救われた。しかし機長はその判断の是非を問われる…。全く無駄のない、惚れ惚れするような端正な映画だった。まさにプロフェッショナルな仕事とは何かを描いていた。“正しさ”なんてのは疑ってかかるべきものだし、胡散臭いものだけど、でもやっぱり真っ当な“正しさ”は必要だ。箍が外れたような開き直りの暴論が幅を利かす世界には。

2016/9/26

完璧に仕上げてきてますな、Apink。もはや王者の風格という感じ。メロウな楽曲は完全に好み、いい。

[MV] Apink(에이핑크) _ Only one(내가 설렐 수 있게) - YouTube

Barberettes の新曲は元・ジャミロクワイのStuart Zenderがプロデュース。かっこいい!

[subtitles] 바버렛츠 The Barberettes - Love Shoes (feat. Stuart Zender) - YouTube

2016/9/29

宇多田ヒカルの新作「Fantôme」を何度も繰り返し聴いている。とてつもなく深く、美しいアルバム。ひどく悲しいけれど、聴き終わった後にはちゃんと光が見える。ちょっと格が違うという感じで、音の前にひれ伏している。

ここ数日、水道橋博士さんに浴びせられるあまりに醜悪な言葉の数々に胸が潰されるような想いをしている。美しい日本を掲げる政権がこの醜悪な言葉の群れの上に成り立っているのかと思うとゾッとする。しかしただ憂いていても変わらない。博士さんのような覚悟を自分も持てるだろうか

シン・ゴジラ」「君の名は。」、宇多田ヒカルの「Fantôme」に小沢健二の「魔法的ツアー」。どこか共通する感覚がある。キレイ事ではない「美しさ」を感じるのだ。311の後、あっという間に右傾化してしまった国への静かなるカウンターのようにも思う。このカルチャーの力を信じたい。