日々の泡。

popholic diary

2015年11月上旬のTweet

2015/11/2

休日出勤が続いていたので明日は約半月ぶりに休日。ここんとこいろいろあって心労に次ぐ心労。まぁまぁな中年なので肉体疲労も激しい。と言いつつ久々に夜更かし。K-POP動画漁ろかなー

JOO、実に5年ぶりの新曲!女っぷり&表現力増しての王道ドバラード。前作はいまだによく愛聴しているので、この復活劇は素直に嬉しい。

[MV] JOO _ Cry & Blow(울고 분다) - YouTube

今年一番の名曲。優しさこそが強さだと思う。そんな曲。

Soggy Cheerios - あたらしいともだち MV - YouTube

で結局またf(x)観てる。このパフォーマンスは永久保存!

f(x) - Diamond / 4 Walls [Music Bank COMBACK / 2015.10.30] - YouTube

2015/11/3

久々の休日。映画館に行くタイミングを逃したので韓国映画をDVDで。イ・スンジョン監督「ザ・スパイ シークレット・ライズ」観た。ソル・ギョングムン・ソリ出演、韓国史上最高のスケールで描くスパイアクション!ということで真面目なアクションものかと思ったら完全なコメディだった。超名作「オアシス」で迫真の演技を見せたソル・ギョングムン・ソリが共演。007ばりのやり手諜報員の夫は家ではボンクラ亭主。夫が諜報員とは知らない妻とのすれ違いドタバタコメディ。そのドタバタ部分をやりすぎなぐらい壮大なスケールで描いてて韓国映画バカだねぇ(褒め言葉)

曲もMVも最高!何だこの懐かしさは!?

さよならポニーテール「光る街へ」 - YouTube

思わず聞き入ってしまった。グッとくる歌声

[M/V] Richard Parkers (리차드파커스) - It's Raining Outside (밖에는 비가 내려) - YouTube

2015/11/5

BEG、カムバステージ!活動曲じゃないけどこっちもかっこいい!

Brown Eyed Girls(브라운아이드걸스) - "Warm Hole(웜홀)" Comeback stage M COUNTDOWN 151105 EP.450 - YouTube

MVも出てた。この曲、最高!

youtu.be

2015/11/8

3週連続の土日休日出勤。そしてまた月曜が始まる…。前に無理やりDVDで韓国映画。クク・ドンソク監督「殺人の疑惑」観る。男手一つで自分を育ててくれた最愛の父親。しかしその父が15年前に起きた時効寸前の誘拐事件の犯人だとしたら…てな話。なんたる後味の悪さ。疲れた体には重かったなぁ

やっと届いたテヨンのソロ作。なるほど、一曲単体で聴くと正直イマイチだったが、アルバム単位で聴くと印象が違ってなんか納得できた。今のテヨンの歌を中心に据えた習作といった感じで慎重な作り。次の次あたり凄いのが来ることに期待

2015/11/14

今週は心身ともに忙しかったが、出張で行った淡路島で温泉を堪能。久々の露天風呂は最高だったなー。休日出勤が続いていたのでいいリフレッシュになった。が帰ってきた途端本日も休日出勤…

とそんな中、昨日は大阪韓国映画祭でクァク・キョンテク監督「極秘捜査」観てきた。1978年に釜山で実際に起きた誘拐事件を映画化。はぐれものの刑事と導師(占い師)がコンビを組んで事件を解決すべく動くのだが…ってな話。韓国で大ヒットも頷ける傑作。安定のキム・ユンソク主演。面白かった。キム・ユンソク演じる粗野な刑事と、ユ・ヘジン演じる生真面目な導師。反発しあいながらもやがて協力し合い事件を解決に導くバディ物。そして2人が共に中間管理職的悲哀を滲ませているところに深く共感。敵は内部にありってなとことかわかるわぁ。

で映画上映後、キム・ユンソクさん登場!「チェイサー」「哀しき獣」「10人の泥棒たち」「ファイ」「海にかかる霧」など主演作はどれも傑作揃い。人気実力ともに韓国映画界トップクラス。手斧が似合う俳優No1にしておっさんが惚れるおっさん。名優の貴重な話が聞けて大満足!

もう一本映画。ジョン・マルーフ、チャーリー・シスケル監督「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」を観た。地元のオークションハウスで箱いっぱいのネガフィルムを手に入れたジョン・マルーフ。彼はそこに写された写真に心奪われる。写真を撮ったのはヴィヴィアン・マイヤー。彼女は一体誰なのか。ヴィヴィアン・マイヤーが残したネガは実に15万枚にも及んだ。ストリートで写された様々な写真。社会の底辺に生きる人々や世界から取り残されたような風景が実に魅力的かつ鋭く切り取られている。しかし彼女は生前、誰にもその写真を見せることはなかった。写真を発掘したジョン・マルーシはヴィヴィアン・マイヤーとはどんな人物なのかを知るべく彼女と関わった多くの人たちの証言を集めていく。生涯独身で乳母として暮らしたヴィヴィアン。謎多き彼女の姿が浮き彫りになっていくと同時に謎はまた深まっていく。なんというかスリリングなドキュメンタリー。とにかく映し出される彼女の写真が素晴らしく、それ故に彼女の孤独と闇が押し寄せてくる。作品から感じる静かな熱、紙一重の慈愛と冷徹さ。圧倒的な孤独の中にいた彼女の視線が観た世界。興味深い映画でしたね。

2015/11/15

久々の日曜休日。朝から大阪韓国映画祭へ。まずはイ・ハン監督「優しい嘘」。女手一つで子供を育てる母ヒョンスク、クールな姉マンジ、そしていつも優しく笑顔を絶やさない妹チョンジ。しかしある日突然チョンジが自殺する。姉・マンジは妹の死の原因を探し始めるってな話。いやはや朝から涙腺決壊。チョンジの死によって、彼女に関わった人々みなの心や生活に変化が訪れる。それぞれが懸命にもがき、悲しみを乗り越えようとする。重い内容だけど映画は優しく時に軽やかにその姿を映す。登場人物一人一人に物語があることが感じられる映画が好きだ。この映画はそうだった。マンジ役のコ・アソンのクールな中に秘めた熱情や優しさ。チョンジ役のキム・ヒョンギの屈託ない笑顔の奥に覗く悲しみ。さらに物語のキーとなるキム・ユジョンと若手の演技がどれもこれも素晴らしく見応えあり。個人的にはマンジの友人役チョン・ウヒに惹かれた。

続いてはキム・ドクス監督「お父さんをお貸しします」。名門大学出身ながら事業に失敗し10年間無職で美容院を営む妻や小学生の娘に疎まれるテマン。ひょんなことから「お父さんレンタル業」を開始することになり…ってなコメディ。多いに笑わせつつ、泣かすとこはしっかり泣かす王道家族ドラマ。こちらも出てくる人それぞれの物語が見えてきて、人間愛にあふれた楽しい映画だった。「優しい嘘」とは全くタイプが違うけど「家族」というものを考えさせられる。生真面目な印象があったキム・サンギョンのダメ男ぶりも楽しく誰もが幸せになれるタイプの映画。

もう一本。チャン・ジン監督「私たちは兄弟です」。幼い頃に生き別れ30年ぶりに再会した兄弟。見た目も口調も職業も正反対の2人が再会した早々認知症の母が行方不明になりという話。いや、もう大傑作。笑って泣いて泣いて笑っての人間ドラマ。会場中に笑い声とすすり泣きが響き上映後拍手起こってた。アメリカ帰りのスマートな兄と釜山訛りの粗雑な弟をチョ・ジヌンとキム・ソンギュンという個性派かつ演技派な2人が演じる。兄弟の珍道中、そこで出会う個性的な人々。抜群のテンポとアンサンブルで笑わせまくって、その中でこれでもかと泣かせる。いやぁ面白かった!これはぜひ全国公開してもらいたい。「サニー」「怪しい彼女」に次ぐ笑って泣ける韓国コメディの傑作。ロードムービーであり、これもまた家族の絆を描く作品で愛すべき人間喜劇。脇役として様々な映画でいい味出してきたチョ・ジヌン&キム・ソンギュンがホント素晴らしい!