日々の泡。

popholic diary

2015年9月上旬のTweet

2015/9/4

曲もMVも最高ですな。好きだなぁ、こういうの。 

さよならポニーテール「夏の魔法 feat.曽我部恵一+ザ・なつやすみバンド」 - YouTube

東村アキコさんゲストの「漫勉」、おもしろかったなぁ~。ペン入れの躍動感、そのスピードから受ける昂揚感。江口寿史さんの短編で漫画家のコンサートの設定で、ステージで漫画を描いてイチイチ観客が熱狂するってのがあったけど、それをリアルで行くようなライブ感があった。いや、おもしろかった

2015/9/5

本日は元・立誠小学校でライブ。鈴木慶一さんのバンド、Controversial Spark。轟音ギター3本で変幻自在に形を変えるミュータントロック!想像以上にロックバンド。最年少のkonoreさん、ギターも歌もビシビシにとんがっててかっこいい!この切れ味の鋭さはただもんじゃない。もはや"ムーンライダーズ鈴木慶一率いる"という形容は必要ない。一つのバンドとして怪物化してきてる。メンバー全員が曲を作れる強み、鉄壁のリズム隊に3本のギターが絡み合う様には単純に圧倒される。それにしてもkonoreさんの存在がデカイ。

そしてsakanaのpocopenさんソロ。何度となくライブに足を運んでいるけど、何度聴いても、いつ聴いても、その音楽に心揺さぶられる。彼女の歌には嘘がない。当たり前のように剥き出しの音楽がポンと目の前に置かれる。講堂に響く彼女の歌声。ただ強いだけじゃない。弱さを認める強さがある。

そしてトリは湯川潮音さん。随分前からCDでは聴いてたがライブは初めて。素晴らしかった!驚いた。なんというか人間という楽器の、最上の音を聴いた!という感じ。その歌声の神々しさよ!その圧倒的な「声」の前にひれ伏すしかない。もはや「ありがたい」と思うレベルだった。凄い。

2015/9/8

うわーっ!ついに本気出してきたなー。これはもう何度も観ちゃう。最高だなー

Red Velvet 레드벨벳 'Dumb Dumb' MV - YouTube

シンプルで、軽やか。いいねぇ、このかんじ。

[MV] JUNG SE JIN(정세진) _ You & Me - YouTube

韓国の音楽番組に空気公団!韓国語で歌う貴重なライブ。素晴らしき文化交流!

[EBS SPACE 공감] 미방송 영상 공기공단 - 旅をしませんか 여행하지 않을래요? (한국어 ver.) - YouTube

2015/9/11

今日は遅い夏休み。朝から映画。マシュー・ヴォーン監督「キングスマン」観てきた。観て楽しい、聴いて楽しい、荒唐無稽なスパイアクション。とにかくスカッとスキっと楽しめた。ラスト間際のとあるシーンに拍手喝采。あんな風に×××を××させたい政治家が多い今日この頃だからなー。

もう一本と思ったが天気がいいので予定変更して街中をブラブラ。平日の昼間に散歩するって贅沢だなー。

DVDで旧作も。ポン・ジュノ監督「ほえる犬は噛まない」観る。2000年作品。ポップなセンスとユーモア、長編一作目にしてポン・ジュノ監督の手腕は見事。ペ・ドゥナがとにかくかわいい!観てて誰かに似てるなーと思ったんだけど、能年玲奈ちゃんだ。顔が似てる訳ではないのだけど表情が似てる。

2015/9/12

朝からDVDでキム・ジウン監督「グッド・バッド・ワィアード」観る。ソン・ガンホイ・ビョンホンチョン・ウソン三つ巴のコリアン・ウェスタン。公開時、時間取れずに見られなかったことを後悔。この壮大なアクションはでかいスクリーンで観ないとなー。

で京都へ出て、ジョシュア・オッペンハイマー監督「ルック・オブ・サイレンス」観る。1960年代、インドネシアで起こった100万人以上が殺された大虐殺事件。今もなお権力者である加害者は、罪を問われることなく英雄として暮らす。加害者を追った映画「アクト・オブ・キリング」の続編。今回は被害者と加害者との対峙を見せる。兄を虐殺で殺されたアディ。年老いた両親やかわいい子供と暮らす寡黙で誠実な眼鏡技師・アディはジョシュア監督が以前に撮影した加害者達のインタビュー映像を見、兄がいかに惨い殺され方をしたかを知る。モニターに映される加害者達は嬉々として、いかに自分が人を殺したかを語る。何十人、何百人を殺した彼らは国に守られた村の英雄。そして村には被害者の遺族たちも数多く存在している。何事も無かったかのように暮らす両者。ここではそれが生きていく術なのだ。アディは決して責めるわけでもましてや復讐をしたいわけでもない。ただその罪を認めて欲しいだけ。嬉々として殺人を告白していた"英雄"たちにアディは問いかける。「国の為にやった」「命令に従っただけ」英雄たちはアディを前に饒舌さを失う。加害者達を見つめるアディの目。とても静かで落ち着いた眼差し。それに対して英雄であり、名士となった加害者達は一様に怯えたような眼をしている。強い言葉を繰り返しながらも目をそらそうとする。彼らには真実を見つめる勇気がないのだ。言葉以上に饒舌な眼差しや態度。映画はただただ「人間」を映しだしていく。これを遠い国の遠い昔の話と観るかか、それとも今この国にもある現在あるいは遠くない未来の話と観るか。多くの人に観て欲しい作品です。