日々の泡。

popholic diary

迷子のステップ

もはやシャッター商店街の文房具屋みたいにやってんのかやってないのかわからない状態ですが、更新です。
いろいろ書き忘れていることが多すぎて、何を書き忘れたかを忘れている。忘れようとしても思い出せないことが多すぎるのだ。
で忘れられないライブの話しとこう。まずは先月観た「音楽感謝」。出演は里帰り、加藤千晶中村まりwith高田漣。バンド名そのもの、どこか懐かしくて優しい音楽を奏でた「里帰り」も、あの「コーヒーブルース」のカバーまで飛び出した若きいぶし銀・中村まりさんの貫禄のステージ、そして音楽の魂を受け継ぐような「歌」を聴かせてくれた高田漣さんも素晴らしかったが、久々の加藤千晶さんが僕には沁みた。今回は鳥羽修さん、高橋結子さんとのトリオ編成で。これがもう素晴らしかった。加藤さんの音楽はメトロトロンから出たファーストアルバムから聴いてる。そう言えば鳥羽さんの音楽もメトロトロンの「モスキート」から聴いてるか。あれから10年以上経ってるんだな。そんな歳月を経て、いま二人の音楽は最高の状態にあるんじゃないか。加藤さんの持つ茶目っ気溢れるユーモア感覚が、鳥羽さんの土臭くもどこか乾いた陽気さがあるギターに乗って、ジャンプする。とにかく音楽の楽しさに満ち満ちたライブ。前を向くことが楽しいと思わせてくれるような音楽。だいたい「もっとポジティブに」なんて口先だけで言われると「大きなお世話だ、バカヤロウ」と言いたくなっちゃうが、ここにあるのは観念的じゃないポジティブさ。もっと人間の根源から出てくるような。だから笑いながら前を向ける。こっそりと言っちゃうが、311以降聴いた音楽の中で一番勇気づけられた。
さて、とりあえず今日の更新はここまで。次回はたっぷり韓流ゴリ押し話でもしようかな。