日々の泡。

popholic diary

9Angels

そんな訳で更新です。
いや、もう今週はコレしかないでしょ。行ってきました、少女時代@大阪城ホール
ネタバレ必至!完全に主観のみで書いたコンサートレポです。


今になってふと思う。あれは全て夢だったのではないか?しかし机の上に置かれた、ピンクのペンライトを見つめ、いや、そうじゃない、あれは夢のような現実だったのだと思う。
てな訳で、行ってきました少女時代@大阪城ホール。ジャパンツアー初日です。入場口で手渡された公式ペンライト。スイッチを上に入れれば点灯。下に入れれば点滅か。いや、いや、こちとら40のおっさんですよ、いくらなんでもコレは振れませんよ。と思いつつジャケットのポケットに突っ込む。
チケットを片手に席を探す。たどり着いた席はというと…メインステージからまっすぐに伸びた花道、その先の中央ステージ正面の前から2列目!うそでしょ。いいの、こんな席!と一気に気持ち高ぶる。目前の中央ステージには巨大な箱型のセットが置かれ、白い布がそれを包んでいる。まさか、この中から…。その距離わずか10m弱。ドキドキが止まりませんよ!
開演時間が刻一刻と迫る。ホール内にみなぎるワクワク感が半端ない。そして客電が落ち、モニター画面に映像が映し出される。ハリウッド映画ばりの迫力あふれる映像の中にメンバーが現れる。いちいちどよめく会場。映像の中の9人の天使が今まさにステージに!ってなとこで、中央ステージの巨大な箱にかかった白い布がファサッと落ちる。
そして巨大な箱が今、ぱっくりと御開帳っ!わおっ!出たっ!夢にまで見た少女時代が目前10mの位置に!テヨンをセンターに9人が、いままさにそこにいる!気がついたとき、俺はテヨンを見つめながらピンクのペンライトを力の限り振っていた。
「お呼びですか〜」と歌いだされるご存じ「GENIE」からスタート。いや、もうお呼びですよ!お呼びに決まってますよ!大興奮の中、一瞬のブレイクからの、ティファニーの一言「大阪っ!Put it back on!」。キターッ!ご当地Put It back On!ありがとうティファニー!ありがとうPut It Back On。ってなんだそれ。ついに始まった夢のステージ。早速ニューアルバムからの新曲を立て続けに。すでに歌もダンスももの凄い完成度。これは、凄いコンサートになる…。そう俺は確信した。
数曲の後、最初のMC。スヨンの「大阪の皆さん、大好きやん」、ジェシカの「おおきに〜」でがっつりハートを鷲掴みにされる。「たこ焼きを大好きな」ユリの「たのみし?たのしみて…みしに…たのしみにしていました」と日本語がこんがらがっちゃうMCが素晴らしい。この感じ、大好きやん。
そして韓国語で歌われる名曲の数々。少女時代と出会って早2年半。何十回、何百回と聴いた歌を身体全体で感じる。今、私、生きてる。と思わず深呼吸。おぉっとそんな間にも「Kissing you」が、さらに「Oh!」が。腱鞘炎上等!とばかりにペンライトを振り続けたね。あぁ、振りましたよ。見たことのないスピードで。ペンライトを振りながら、こ、これは、凄いコンサートになる。とさらに確信を深めるのであった。
さぁここからはソロコーナー。トップバッターはヒョヨン。最近、会社のソシファンの子と言い合ってるのが「ヒョヨンすらかわいいっ」である。いや、若干失礼かもしれないが、そうじゃない。ここ最近のヒョヨンの滲み出る愛らしさを黙って見過ごすことはできないってことなのですよ。ダンスクイーンの異名をとるヒョヨン。さすがにダンス、キレキレ。かっこいい!ヒョヨンが去って、ステージには一台のピアノ。ピアノと言えばソヒョンよね…と余裕かましてたら、そこに現れたのはなんとジェシカ!思わず「ジェ、ジェシカや…」と声が出る。初めて観るジェシカの弾き語り。澄んだ歌声で、ちょっぴり切なく歌い上げるジェシカ。あージェシカ。あんた、やっぱ最高だよ!続いてはサニー。もうね、サニーのかわいさの高まりっぷり、赤丸急上昇っぷりたるや凄いもんがあるのよ。今回はリボンを使ったちょいセクシーなステージを繰り広げる。サニーのちょい鼻にかかったかわいい歌声はボーカルグループとしての少女時代には欠かせないアクセント。これまたいいものを見た。
そして次はティファニー登場。ピンクのセクシー&キュートな衣装で登場。ティファニーは華がある。その笑顔の破壊力に何度腰が砕けたことか。それにちょっと癖のある歌声、独特のフェイクもいいんだよねー。ここんとこ確実にボーカル力も上がっている。韓国での3rd MINI AL「Hoot」なんか、テヨン、ジェシカのリードボーカル二人に肉薄する存在感を見せていたしね。でそこにステージ後ろからテヨンが登場!テヨン、ティファニー、俺の中のツートップ揃い踏み!どんだけYouTubeで「TaeNy動画(テヨンとティファニーがじゃれあってるシーンばっか集めた動画)」観てると思ってんねん!と思わず興奮。メインステージから花道を通り、どんどんこっちに近づいてくる二人。もうそのドキドキたるや、いつ心不全をおこしてもおかしくない状態。中央ステージに二人が立った時、俺の血圧は過去最高値をマークしたという…。しかしテヨンの衣装が、なんちゅうか、もう…最高!その距離わずか10m弱。そこにテヨンの臍があるのだよ。左腰のホクロが肉眼で確認出来ちゃうのだよ。あぁ俺もうすぐ死ぬんちゃうかと思った。にしてもテヨン、その肌の美しいこと。肩から背中のライン、その輝きっぷり。言っとくけど、ブツブツとか全くないからね。ま、肌のことはともかく、1+1が3にも4にもなっていくというティファニー、テヨンのコンビ力。全盛期のスタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディーを超えている。歌とダンス、会場を盛り上げていくエンタメ力。織田U二が観たなら間違いなく「地球に生まれてよかったー」と言うだろう。
さぁここで一旦ソロコーナーは終わり、9人のステージが始まる。数曲の後、巨大モニターに映し出される映像で白いソシから黒いソシへ。楽曲はもちろん「Run Devil Run」だが、その前についたテヨンソロによるイントロダクションがやたらかっこいい。激しく重いロックサウンドを制圧する迫力の歌声を聴かせるテヨン。ボーカルグループとしての少女時代を牽引しているのは間違いなくこの力強いテヨンの歌声。低域から重戦車のごとくグググッと湧き上がってくる歌声。キュートすぎるルックスと韓国若手No.1とも言われる本格的なボーカル。テヨンの魅力を言いだしたらキリがないが、とにかくその歌声を一度は聴いてほしいな。
それにしてもモニターの映像、ライティングや舞台装置、実際のステージが融合し、ストーリーを紡いでいく演出がホント素晴らしい。全くダレさせないし、飽きさせない。まさにワンダーランド。ポップ・サーカス。夢のようなコンサートだ。
と感動に浸るすきを与えずにソロコーナーに。サングラスをかけたユリが登場し、ひたすらかっこいいステージを披露。より大人っぽく、よりシャープになったユリの美しさにただただ圧倒される。もう髪がファサァッってなるだけでも惚れ惚れしちゃうなー。続くスヨンは男性ダンサーと情熱的にタンゴを踊って見せる。すらりと伸びた長い脚。自らの特徴を、最も美しい形で魅せていくソロコーナー。スヨンの美脚は芸術品のごとし。続いてはマンネのソヒョンが登場。キュートな60'sスタイルでミュージカル調のステージ。タップダンスを取り入れたダンスがかわいい。至近距離で観るソヒョンは本当に可憐で完全にKOされたな。そして白いストッキングからうっすら見える左足ひざ下の青あざ。あぁ、このステージの為にどれだけの努力をこの娘はしてきたのか。そう思うと、ちょっと泣けてきたね。さぁソロコーナーもいよいよ最後の一人。ユナの登場。鉄棒を使ったダンスで観客を魅了する。黒いズボンが剥ぎ取られ、網タイツに包まれた脚が露わになる。その脚を鉄棒に掛けた時のハッとするような美しさよ。ありがたや、ありがたや。思わず合掌。なんだ、それ。
さぁここからラストに向けてたたみかけていく。9人が舞台狭しと走りまわり、ホールを熱狂の渦に巻き込んでいく。コンサートの定番曲、「冷麺」に「HaHaHa Song」。思わずペンライトを点滅させちゃうぜ。あっ今、絶対ティファニーと目が合った!って中学生かっ。そしてそしてついに「Gee」だ!この2年で1000回は聴いたこの曲が、あの完璧なフォーメーションが、今、わずか10mの至近距離で!あージェシカの生「ハッ!」、テヨンの生「おしえーてー」出たっ!アンコールは「Into the new world」から。私は今、モーレツに感動している。「生まれてから、一番幸せっ」そんな懐かしの名セリフが思わず飛び出すくらいに。もう明日から人生の終い支度に入ってもいい。いや、ホント。ありがとう、少女時代。ありがとう、イ・スマン先生。
「楽しかったひと時が、今はもう過ぎて行く…」そんなこんなで、カーネーションもびっくりの3時間超えのコンサートは終了。真っ白に燃え尽きた男の手には点滅するピンクのペンライトが握られていたのだった…。
いや、しかしなんだ、真面目な話、その圧倒的なエンターティメント力に打ちのめされたな。歌のレベル、ダンスのレベル、舞台全体の構成、演出etc.どれをとっても一級品。メンバー9人はそのキュートさも含めて、真のプロフェッショナルだ。エンターティナーとして生きる覚悟をしっかり腹ん中に持って夢を届けてくれているのだ。そしてその上で、ステージに立つことを楽しんでもいる。彼女たちは舞台の上で、120%の輝きを持って、生きている。舞台の上で見せる笑顔には「ファンに向けて」という以上の、美しさと神々しさがあった。本当に彼女たちは地上に舞い降りた天使なのかもしれない。