日々の泡。

popholic diary

ファンタジア

今日は全国的に金曜。ここんとこは残業一切せずに定時帰宅。今日聴いてたのは吉岡忍99年作「PINUPS」。忘れたころに聴いては、あまりの名盤ぶりに毎回唸る。そんなアルバム。小西康陽プロデュース作としてはギミック少なめ、作詞・作曲・編曲家としての小西さんを堪能。そして斉藤誠氏のギターが全部良い。
一旦家に帰って、チビ猫と居候猫・クロとの微妙な睨み合いを観察。クロにちょっかいを出すチビ。ペシとチビを叩いて走り出すクロ。一人遊ぶチビをそおっと覗き見るクロ。愉快。
で滋賀会館シネマホールまで映画。横浜聡子監督「ジャーマン+雨」観る。…なんや、これ。
映画はジャーマン+雨っていう話。ってわかんないよ。なんつーか不思議な夢のようで、神経を逆なでするような、でもやたら個性的で強い映画。昨日の「僕の彼女はサイボーグ」とは正反対の映画。正直言うと僕には完全に消化しきれなかった。でもこの監督、もしかしたら天才かも。優しくない毒とユーモア。強い才気を感じるのは事実。そしてこの突き放し方と突き抜け方は女性監督ならではという気もする。主演の野嵜好美はまぁ個性きつい。よく見つけてきたなぁ。この人キャスティングした時点でほぼ完成だったんじゃないか。でも演技に全く見えないということは凄い演技ってことなのだ。